―一階・廊下―[ライヒアルトにはもう一度首を振って][遠ざかる足音を聞いた]だって、……いつも、頼っちゃう、し。[姉には申し訳なさそうに言いながら][けれど新たな声>>498が掛かれば、フォルカーの服を握る手にまた力が籠った]……う、ごめん、なさ……、[いつまでもこの場所にいるのは自分が原因だったから][やはり先に謝る言葉が洩れる]