>>497…えー…、り[この手に何度助けられたかと思う。]虫なんて…つかないわ。[既に27歳+52歳だと心で思い出しながら涙を救う唇に瞳を瞬かせ、触れあう額。]…しあわせ、…[私のしあわせは、――まだよく解らないけれどこの苦笑いを忘れずに、彼を胸に抱いて]――…貴方が居てくれるのならわたしは…――… それで、いい。[気付かないうちにこの緑に溺れていた。]