俺は、[空にあるより大分近くなった相手を見る。 扇子で覆われ口元が見えなくても、十分に輝く瞳と目があった] 俺を呼び出した主を捜していた。 知人が世界に呼び出されたというから、そのことも考えていた。 お前は魔族がどういうものだが知っているようだが、 召喚された魔族は召喚主の願いを叶えることで生かされているんだ。 このまま主と出会えなければ、 俺は生きていけなくなるかもしれない。[魔族、と自分を呼んだ相手に言って、少し首を傾げた*]