[保護者の説明には、なるほど、と頷くだけに止める。
元々、個人のプライベートに立ち入る方でもないが故に]
……まあ、どうやら苦労してらっしゃるよーで。
[それでも、胸を張る涼の様子にはついついこんな事を呟いていたのだが]
……余所の御魂鎮めがどんなのかは知らんが、このやり方でずっと通してる以上は、これが正道なんだろ。
目覚めようと、ね……。
とはいえ、起こさないための儀式やるってのに、起きてこられちゃかなわんのだが。
[儀式の話には、桜の梢を見上げつつ、こんな言葉を返す]
……起こさないために、櫻木の家は色々と引き継いで、護ってきてんだから。