─山頂─[俯いたまま消えそうな声を紡ぐユーディットを見詰める。朱が見えると愛おしそうに笑みを浮かべた]可愛い。[囁くように言うと、ユーディットの額に口付けを落とす。周囲を気にしないのは元からの性格か]慣れろとは言わないけど。家に着くまでは我慢してくれな。俺としては、何度でもやってあげたいところなんだけど。[さらりと言うと、山頂を降りるべく歩を進め始める。残るミハエルとベッティには、また後で、と声をかけた]