[斬り下ろしの一閃は、二重の盾に阻まれる]……ちっ![舌打ち一つ。しかし、無理に斬り込む事はせず、跳ね上げの力を生かすよに跳び上がる。それを追う、水の刃。ぎりぎり、足を蹴り上げて避けるも僅かに及ばず、水の生み出した手裏剣は足を浅く切り裂いた]……ってーなー……。[着地後、口をつくのはこんな一言。距離を測りつつ、手を伸ばすのは懐に隠した羽根手裏剣。一つ、息を吐いて真っ向駆け出しつつ、掴み出した三本の白い刃をそれぞれ違う軌道で投げつけた]