― 翌日/雪原 ―[あの時、俺は確かにレナーテを見限っていた。もし、あの時、違う答えを返せていたなら……?]………[無言で首を振る。それは、無理なことだった、ありえないことだった]………誰かを信じる事をしない者は、誰にも信じては貰えないよ?それが、『絆』だから。お前が、どんな生き方をしてきたかは知らない、けどね……かわいそうだね、『人狼』レナーテ……仲間さえ信じられなかった、哀れな人狼……[それが、俺の中の「狂信者」が発した、最後の言葉]