[勢いをつけた炎剣は、されど氣の壁を打ち破るには到らなかった。更に炎は分散し、徐々に勢いを殺がれ]かったいなぁ、っ![そちらに集中していた所為か、はたまた張り巡らされた氣の所為か。接近する男に気がつき目を見張るが、既にデコピンが放たれた後で]みぎゃっ![短く悲鳴を上げて吹っ飛ばされた。地面に落ちた剣には既に炎は無く、蝙蝠に戻ってよろよろと後を追っていく]