[真顔で返される言葉のひとつひとつは、やはり、過去に類を見ないもの。
先入観の作用がないから、というのもあるのだろうな、と。
そんな分析を巡らせていた所に投げられた問い>>690は、これもこれで予想外で]
……え?
[とっさに零れ落ちたのは、惚けきった声。
ぱちくり、という感じで一つ瞬き、それから]
やりたいこと……ない、わけでは、ないですけど、ねぇ。
[別個の存在として相対する事などありえないけれど。
『神魔』としての己に望む事なら一つある]
ま、それこそ状況次第で、できるかどうかかわってしまうようなものですから。
あんまり、強くは考えてないんですよねぇ。
[同時に、自身の手ではそれは望めぬとも知るから。
唯一の望みたるそれは、深淵へと沈めてしまう]