…くく、そう来ねぇと。[笑み返しには愉しげな声を漏らす][口端は勿論、持ち上がったまま]…ふぅ…。……来い、『獄炎』『颯』。[右手に持ったままだった煙草を口へと咥え][紫煙を吐き出しながらコエを紡ぐ][吐き出された紫煙は両手へと巻き付き][右に焔を] [左に疾風を][それぞれ具現化した]集え、そして舞え、『礫』ども。[無事な右足で地面を踏み叩く][刹那、周囲に浮かぶは大小さまざまな岩の礫][眼前に一番大きな礫を浮かべると][焔を纏いし右腕を振り被った]