…さあ、何処だろうな。[理解していないのは此方とて同じこと。感覚で掴んでいるのか、はたまた適当に言っているだけなのか。其れは当人にしかわからないことではあるのだが]……恐らく、問題、無い。この身体も俺の物では ―― 、[ふつり、声は途切れて。ことり、銀糸は地に広がり転がる][閉ざされた『真紅』はもう何も映さず。――恐らくは、在るべき世界の『漆黒』が*開くのだろう*]