── 夜 ──[右耳の方で少しは聞こえたのか、それとも両手を挙げる仕草で了解したのか。どちらにせよ、アルビーネが話し両手を挙げて暫くした後に、息を吐きながら口元に笑みを浮かべた。] 今なら君のほっぺたを舐めても許されそうだね。[もう一度、今度は安堵するように大きく息を吐く。ごろりと地面に横たわった。静寂の中、月と輝ける星が空を彩っていただろう。]