いえ、疲れてはおりません。ただ、私はまだ己の中に眠る知識を引き出すにも時間が掛かりますがゆえに。お話の最中にするようなことでは無かったのですが。[顔を赤くしたまま目を伏せる]確かに初めてのことではありますが。私も天聖が属、律を担うものであればこそ、そう容易に揺らされは致しません。…そのために、養父に預けられ、我君よりの刻印を受けているのですから。[それでもそう続けたときには、視線を上げて恩人の顔を確りと見ることが出来た]