[ふ、と閉じていた目が開く。映るのは、逆さまの世界。それもそのはず、今の姿勢は木の枝に足を引っ掛けた逆さま状態]……ん。なにやら、覚えのある気配がきてるよう、で。[呟く声はどこか楽しげに。下へと下げた右の手首で、銀糸の束が揺れる]……『挨拶』しとくかね。知らん相手でもなし。[呟きの後、弾みをつけて枝の上に上がり。そこから、感じた気配の方へ向けて、文字通り、飛んだ]