いやァん、もぅ。アーベルちゃんにまた逃げられちゃったわァ。アーベルちゃんのいけずぅ。[ぷぅと頬を膨らます。赤い髪に紅い瞳、白いワイシャツにワインレッドのベストとスラックスと言った姿のまま、果てない更地に座り込んで居た]あンもぅ、一回『影化』しちゃったからしばらくは無理そうねェん。何かあるようなら、得物作っての対処になるかしらァ。[蒼と相対した時の傷と服の破れは無くしていたものの、消耗していることには変わりなく。紅く綺麗にネイルされた爪に息を吹きつけながら呟いた]