んなら、いいんだけどねぇ……。[ 疾風の竜に軽く返されても、素直に応とは頷かなかった。 時空竜の問いかけに対しての答えを最後に訪れたノーラが持つ筈もなく。視線は一時、仔に向いてから、疾風と精神の二者に託された。「探検」に納得されたか否かは、さておくとしよう。] たんけん。 なにかおもしろいの、見つかったか?[ 夏玲は必死にしがみついているのであろうが、纏う布の所為で、大した力は感じぬようだ。影は仔の頭を撫でやるも、感触が伝わったかは定かでない。]