[続けられなかった言葉は察しがついたか。蒼には刹那、楽しげな笑うよないろ]あればあったで、なけりゃないで苦労する。そういうもの、だから、な。[それが崩壊した世界のあり方。そこに生きる、生きたものであれば刻まれる事]ああ……そう、だな。[過去形の言葉に、記憶はふと、届けられたものへと。それによって微かに過ぎる翳りは刹那、すぐに蒼に飲み込まれ]お前は、お前なりに。そして……俺は、俺なりに。[三度開かれた露草色。それに対する蒼は、静かに、そして、*穏やかに*]