そーゆーとこ、ほんと、態度悪いよな、にーさんっ![言うだけ無駄、の気配に悪態をつきつつ、風の流れを制する]わ、そういうのありっ……![風の刃の勢いを殺ぐ岩の礫に思わずこんな声を上げ、蹴りだされた礫を避けるべく、右へと飛び退く。風を制しながらの動きはやや遅く、二つはかわせたものの、最後の一つは左の肩に軽くない衝撃を与えた]いっつぅ……。っとに、演奏できなくなったらどーしてくれんのっ![文句を言いつつ、飛ばした風を引き戻すものの。その間に、距離を詰められるのを止める術はなかった]