[ふ、と繋がる意識。ゆるりと開く、今は金色に転じた眼が見据えるは見知らぬ場]……ここは。桜花?[呼べど応えはなく、また、ヨリシロたる『桜』の気配も感じない。不可解な空間。それに僅かに眉を顰めた後、蒼の装束の裾を翻して歩き出す]