[そう言って差し出してきたのは、見た目瓜二つ…刃の色だけが違う二本のレイピア]
『この魔法剣の威力、試してみて頂けませんか?』
[にっこり、笑顔で為された依頼に、青年は、ぽり、と頬を掻いた]
んー…まあ、いいですけど。
『では、契約成立、ということで』
[言葉と同時に、なんか地下ダンジョンぽい場所に転移していた。良く有るラスボスステージとか、そんな感じ]
大袈裟だと思うんだ。
[はふり、と雷獣は溜め息をついた]
[ちなみに、ダンジョンの入口には、『魔法剣試験場』と、とっても正直に掲げてあります*]