……あン?なんだ、ここ。[煙草を口に咥えた柄の悪そうな男が辺りを見回した。黒のタンクトップに水色の繋ぎを穿き、袖は腰の部分で結んでいる]ったく、変なとこ連れてくんなよな。ま、居るからこそここに来ることになったんだろうがよ。[愚痴のような言葉に右胸に埋め込まれた秘石がバチリと雷を迸らせる。まるで文句を言うなと言い返すかのように]