……『魔法剣試験場』、ここか。
[左手にランス、右手にバックラー、身体にはブレストプレートとプロテクターと言う出で立ちで、導師に指示されたダンジョンの入口へとやってくる。
「対魔法剣実地訓練」と称された特別訓練に送り出されたのは、右目に傷を持つラスファ魔法学院の陽光学科生だった]
…ダンジョンである意味ってあるのか?
[至極尤もな疑問を抱きつつ、慎重にダンジョンの中へと足を踏み入れる。
途中のトラップ──例によってふわふわトラップだったりする──に引っかかりつつ、配置されていたらしい魔法生物を突破して、ようやくダンジョンの奥地>>1195へと辿り着いた]
────……… 、よし。
[今まで出てきたエネミーを考えれば、この先に魔法剣を持つ者が居ると言うのは予測出来る事。
深呼吸し、気持ちの整理をしてから奥へ続く道へと歩を進めて行った]