[上げた蒼に映るのは、剣が地へと食い込む様子。
膝を突く相手の様子と、乾いた笑いに、は、と一つ息を吐く]
……機動力は、親からのもらいもん。
らしいんだけどね。
逆に言うと、コレ生かさないと、やってけないもん、オレ。
[生まれつき、傷を受けるという事、それ自体に大きなハンデを抱える身。
食らわないようにするのは、生き抜くために必須の事だった]
……つか、マジで痛いし。
これ、戻れるにしても、割にあわねーっつの……。
[肩口の傷を見やりながら、小さく呟き。
それからふと、ある事に気づいて]
……ところで。回復手段とか、だいじょーぶ?
オレ、そういうの全然持ってないんだよ、ねー。
[こてり、と首を傾げつつ。呑気な口調で*聞いてみた*]