うわ、防御っ!
[子狐と思っていたら恐ろしいものを放ってきた>>1417ので、慌てて水の壁を張るが、短い詠唱にもならない言葉と、さっきの一撃に使った魔力が多すぎて不十分。
集中力は殺がれ、次の>>1436レナーテの行動に意識が向けられなかった。]
きゃああっ!!
[子狐の炎より更に強い一撃が、水の壁を抜けて襲い掛かり炎が肩を掠めていった。
悲鳴と共に魔力は霧散し、空中から真っ直ぐ地面へと落ちていく。]
――――っ!!!
[再度魔力を紡ぐ暇もなく、ざあっと青ざめ意識はふっと途切れて――
地面に叩き付けられる直前、先に地上に居たピノ君が下に転がってきてぼふんと受け止め大事には至らなかった。
とはいえ本人は意識がないまま気絶中。
腕の痛みも気を失っている間は感じないようだ。]