>>1558
[ソレを見ても畏怖もせず、恐怖も無いのは恐らく同じ側に立つ存在だからだろうか。
恐れると、虚ろな眼差しで語るソレにふぅんと呟いて。]
アンタ、隠す術を知らないのね。
[闇に立ちながら人の合い間を歩く事が出来るのは、人が恐れるものを上手く内に隠しているからだ。
尤も、昔は自分もそれは出来なかった。
方法を教えてくれたのは主である七日生だったが。
首を傾げ、其処に在るだけと言うその闇に、興味はあったが手を出すことはしなかった。
そんな事をして自分の、七日生の影響を受けてしまうのは、きっと多分、つまらない。]
…そ。
じゃぁ、そのうちまた会うのかもね。
[隠す術を教える気も更々ない。
ひらと手を振り、ソレに背を向けた。]