うん、桜にも属するもの。
だけどアナタが言ってるのはもしか……って、わぁ!
[桜色の着物を着て桜に近い気配を持っていたのだから、勘違いされたのもむべなるかな。>>1697
けれどその内心を知る由もなく突然のことに驚いて。後ろに下がるべく地を蹴るけれど、左の首筋に一筋、緋が走って襟元が裂けた]
いきなりだなぁ。
でも、いいや。よろしくね。
[風で足元整えながら着地して。
ニンマリ浮かべるのは魔に属する笑み]
かぜよ。かぜよ。あのひとにも同じに。
[左手を青年に向けて下から上へと舞うよに動かす。
揃えた指先から風の刃が生まれ、右腰からの逆袈裟で迫り走る]