[相手の動きが少ないことを良いことに、その場で何度か深呼吸し、状態を整える]……ふぅ。…侮ってたわけじゃないが、かなりの使い手なんだな、あいつ。全力以上出さないと直ぐやられちまいそうだ。[呟く間に黒衣の男は新たな動きを見せて。注視すると、思わず息を飲んでしまいそうな、濃い魔力を周囲に纏っているのを感じた]こりゃあ……ちと、ヤバい、か?[それでも口端に浮かび上がるのは、笑み。男も改めて身構え、仕掛けられようとしている何かに対し備えた]