[常人より強い脚力を利用して、相手より更に上へ。一時的に強化された両腕を振り被り、相手の上から落とすように枷で殴り付けようとし、]!?[更に同じ位置にまで跳び上がってきた相手に、驚いたように眼が見開かれる。そこに明らかな隙ができた]……がァァアァアァァッ――![とっさに引き戻した腕は、しかし間に合わず。直後そこから撃ち込まれた雷撃に、先の咆哮以上の絶叫が上がり。広げられた傷には気がつく程余裕も無く、刃が離れれば、血を散らしながら地に墜ちた]