―Extra/北部荒地帯――>>1836[それは不意に。 立ちつくす有翼の少女の背中へ向けて、火の粉ほどの小さな黒い炎が空気を切って細く飛ばされた。]あは。ねぇ、遊ぼぉよ…![後ろには、にっこりと笑いながら手に黒い大鎌を持った、メイド姿の彼女がスカートを風に揺らしている。 コツ、と革靴の低い踵がゴツゴツとした岩に一度打ち付けられた。]