[その場所を自分から訪れる、という事は、基本的にはない。利害の一致から緩い協力関係にはあるものの、逆に言えばそれだけの関わり合い。彼の人物の在り方、それ自体は興味あるものではあるのだけれど、自身の気質もあり、言葉交わす機会を持とうとは余り思ってはいなかった。いなかったのだが]……お邪魔いたします。少々、お時間いただいてもよろしいでしょうか。[事前の連絡などは当然ない、不意の訪問と共に、投げかけるのはこんな問いかけ。声音がいつもよりも低めなのは、恐らく容易く気づけるだろうが。*]