─ 夜更け ─[すっかりと眠り込んでしまっていたため、目覚めたのはカルメンから聲>>*9をかけられた時だった] んあ ?……あー うん、 行く。[寝惚けたような聲を返し、ベッドから身を起こすと窓を開けた。強く、香しい匂いが風に乗り漂ってくる] ──── ふっ![昨夜と異なり、自分の意思で身を変じさせると、窓縁を蹴り壁を駆け上がった]