[恍惚……満たされていく、腹が、心が、胸に、体中に染み渡っていく。
そのままの勢いで胸を爪で裂き、ゆっくりと弱りだした鼓動をえぐりだす。
びくんと一度、それっきり動かなくなったアメリアに跨ったまま、口にするそれをゆっくりと味わい租借する]
はぁ……
[憂いと悦びに満ちた表情で一息をつき、アメリアの上からどくと]
ついてなかったですね、お互い。
あそしてなたにはつきが…無かったから。
[手を取ると胸の前で組ませ、自分が殺した相手の冥福を小さく祈る。
おかしなことだとも思いながら、そうせずにはいられなかったから**]