っと、下にも来たか。静電気の増幅、水より酸素と水素へ分解せよ。[広がる粘水に対し、ダンッと地面へと足を踏み下ろす。増幅された静電気は足を介し粘水へと広がり。先程とは逆に酸素と水素へ戻し、空中へと散じさせる]っとと、ちと残ったか。[踏み下ろした足の下。凝縮された粘着物により少し足を取られる。けれど無理矢理剥がし取ると、そのまま前へと踏み出し]走れ、稲妻もどき。[掌をカルメン達へと突き出した。蓄積し、高圧化させた静電気が掌より打ち出され、二つの球となり二人を襲う]