[硬い肉に不満を零す同胞に、頷くように尾が揺れた。]そうね、次は……[さて次は何時になるのか。このまま都合よく事が収束すれば、それは随分先の話に成り得るだろうがどのみち朝を迎えれば分かる事だろうか。]若い肉、か……女の子か、あの綺麗な翡翠の子は美味しそうよね。[ぽつりとそんな言葉を漏らしながら待たせたと、夫の名を告げられれば、獣はこくりと頷き。こちらを気遣い速度を落としてくれた同胞の後を追うように、静かに闇を駆けた。]