[ちりり、とあちこちの髪の毛の先から焦げた煙を上げつつ]
そんじゃそろそろ〆と行こうか。
来いよ、ロックヴァイパー。
[名を呼ぶと、せり上がった岩礫が次々と連結し。
さながら大蛇のような様相を作り上げる。
大きくうねり、己が向かうべき対象を見据え]
──行け。
[侵略の号を為す。
岩蛇が駆け始めた直後、残っていた岩礫を掌底や回し蹴りで弾き飛ばし。
岩蛇がカルメン達へと到達するまでの牽制とする。
地響きと揺れを生み出しながら、岩蛇はその巨体でカルメンとベアトリーチェの両方を跳ね飛ばそうと迫って行った]
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