……そろそろ、宴を始めないと、な。いや、もう始まったか?なぁ、我らが同胞よ。[技師を喰らう間に陽は没し、部屋は暗闇に彩られていた。その中で光る二つの紅。呼びかけるは愛すべき者と己が変化させた人物の下]役者が揃ったなら後は盛り上げるだけ。そして我らはそれを愉しむ。皆のコエはさぞかし良いハーモニーを奏でることだろうな。…全てを我らが餌(エ)に。喰らい、渇きを癒すのだ。[くつりと笑う。技師を喰らったが故に気分の高揚は収まらず。愉しげな笑いが赤き世界に響いた]