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墓守 ユージーンは、書生 ハーヴェイ を投票先に選びました。
―集会所・会議室―
[ 重い身体をひきずって、会議室へと現れる。ふらふらとした歩みはとても危なっかしい。]
……よう。
なんか進展は……
[ 近くの自警団員を捕まえて幾つか質問をしているようだ。]
わっわっ!
[素直に驚きまじまじと顔を見てハーヴェイのことを思い出す。]
あっ!
(この人は人間だってはっきりと解った人だっ!)
ぼ、俺…
何したらいいのかな?
どうして、こんなことまで話してるんだろう?
自分でも不思議に思う。でもオレは楽になりたかった。クラークの死を悲しむであろうローズマリーや、リックでなく、他の誰かに聞いて欲しかった。
…なんて、弱さ。
オレは、甘えているのか。
[少しだけ近付き、話に耳を傾ける。
リックは調書を見て、小さい子どもが紛れている事に顔を顰めた。ローズマリーの知り合いだったと聞いて納得する。]
…形見を届けに。
銀のナイフ……。
銀は魔除けになると言うもの…ね。
[そして、ああ、父親はもしかすると小さな子どもも殺したのだろうか。子どもを見て顔を顰めている事が──昔にあったと思い出す。]
でも、誰が人狼か分からない。
…たとえ、子どもでも。
[顔を顰める。]
−集会所・会議室− (時間軸・不明)
[書き付けを続けながら、無意識にその口から言葉が紡がれる。はてしてそれを誰が聞いたか]
そう、それは始まらなかった物語。どこにも存在しないお話さ。
優しい坊やは鋭い耳を、その家に勤めていた働き者の女の子は、不思議な目を授かった。
みんなを恐い狼から守るため、神様がくれた贈り物さ。
けれどそんな二人の前に、意地悪な魔女が現れた。
魔女はまず二人の大事な友だちを悪魔だと、大人たちへ吹き込んだ。優かった先生も殺した。
そして次には、その少女こそ悪い魔女だ、殺してしまえと言い出した。
坊やは一人になった。でも坊やにはまだ、魔法の耳がある。
愚かな魔女は、自分の嘘におぼれて正体を現した。そして魔女の仲間のうちの一人も、もう知れている。
勇敢な少年はまず二人の魔女を滅ぼして、そしてあと一人残った魔物も見つけるだろう。
悪い魔女が人をたぶらかす嘘は、瞳の少女の命を奪った瞬間、全て失われてしまっているのだからね。
それは時間の問題。
だから、そう。この物語でも最後にはきっと、人間が恐い魔物を追い払うんだ。
滅びるのは悪い魔女たち、勇敢で正しい人たちが、悪い老婆を滅ぼしてめでたしめでたし……
……これがそんな、むかしむかしのお話であったら、どんなにかよかったろうね。
―桟橋そば―
何したらいいって……
それはおれに聞くことじゃないだろう?
[自分が言っては、「早く終わらせる」以外に何もなくなるから。
だが、少し悩みつつ]
自分が、人間だと、皆に認めてもらうとかかな。
あとは、人狼を見つけること。
まあ、そういうところだと思うけどね。
人狼を、あそこに送ればいいんだろう。
[島のほうを一度見やる。]
[全部話して、うつむいた。
何をしているのだろう、オレは。こんなことを聞かれたわけではないのに]
ああ。理屈では分かってる。
もしかしたらリックやローズマリーが人狼かもしれない。オレは、一度争いの場に居合わせた。分かってるよ。人狼はどんな嘘でもつく。
でも、疑わないで済めば、と願ってしまう…。
ギルバートは、人狼を探す姿勢があるか無いかで、人間かどうかを考えるのね。
だから、ミッキーやネリー、シャーロットは違うと。
…そうね。
あなたが昨日一生懸命質問する姿を見て、あたしはあなたを信じたいと思った。クラークさんの話も、そう言う理由だったなら。
もしそれでも、あなたが人狼である場合は。
自分が人狼だと言う記憶が無い…なんて、あんまり過ぎる時……とか、そんな不幸な場合だけかしら。
あたしは──、
[能力者に対する自分の考えを纏めようと、]
―屋敷・イストー家―
[昨夜、シャーロットが連れて行かれて(彼女は人間だった訳だけど)、停電が起こって、イザベラという教師(確かミッキーも彼女の授業を受けたとか受けないとか)が殺されて(アーヴァインと同じように)、デボラがネリーの事を狼だ、ミッキーがハーヴェイのことを狼だと言って
集会所から屋敷へ戻ったのは朝方。]
[それから淡々と一日の仕事を終え、屋敷を出る]
−桟橋そば ハーヴェイと一緒−
[ハーヴェイの言葉は聞いてても自分が言いたいことだけを勝手に言い放つ]
ぼく…思ったんだ。
昨日僕のとうさんが死んだって言った人に投票したんだ。
でも…
先生と…あのおねーさんが…。
とうさんは死んでなんかないんだっ!
自警団のオッちゃんが狼は嘘吐きだって言ってた!
だからあのオッちゃんが狼なんだ!きっと!
でも…
ぼく1人で言っても…
…甘えてるかしら?
それを言うなら、あたしはシャーロットを疑う事も信じる事も出来なかったけど。
[少し距離は空けたまま、ギルバートと並んで座った。]
/中/
なかの人予想……しても意味ないか。
ひしょーさんくらいしか、わからない。ふらうさんと、白秋さんはRP村で一緒になったこと……あ、ふらうさんはあったんだっけ?
うーん。でもわからない。ハーヴがひしょーさん?
―桟橋そば―
[子供の、言葉だろう。と思うも]
人は簡単に死ぬよ、リック。
だから夢の世界がほしいんだから。
[かすかな笑みをうかべ]
信じたくないことから目をそらすためにね。
……君も、そうなるのかい?
[そして、口をつぐんで]
君は、嘘だと思うんだね。気持ちはわかるけれど。
……うそつきが狼とは限らないよ。
おれは、うそつきだからね。
それに、狼がそういうことを言うとは思えないけどね。
狼なら、もうすぐ帰ってくると言えば、君が信じてくれるだろう?
逃亡者 カミーラは、見習いメイド ネリー を投票先に選びました。
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