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[女は彼女の深層。
其処にある、自身への疑惑を知らない。
何せ、今の今まで名も知らぬ存在だったのだから。]
……
[イレーネとの名乗りを交わし、
『世界』を見て、そっと頷いた。
霞の晴れぬ、世界。]
真っ暗、ね…
[少なくとも、女に見える『世界』は。
ごく一部から漏れる灯り以外は深い闇だった。
灯りの中に、少しの光景が見える、だけ。]
[2人の側に近寄っていき]
……ふぉ す
[言えない。出てこない。でも、大丈夫。
この人は、大丈夫な人だ。鈍いベールの中で判断する]
[奇妙に右に、右にと曲がりながら、カルメンの体をはさむように、ダーヴィッドの反対側、衣裳部屋の奥側へと、回る]
[膝をつくと、カルメンの髪にそっと手を伸ばした。撫でる]
[守る。止める。
ピューリトゥーリの副作用が落ち着く薬が手に入るまで。
守る。どうして? 教え子だから。
だけども、具体的な方法は何も思い浮かばない]
あり、が、と、
[ダーヴィッドに、言った。
ダーヴィッドがカルメンに何かをするなら、いかなる行為でもそれが彼女のためだと信じて、一歩引いて見ている。
誰かが入ってきて、急な事態の変化が起きるなら。
その緊急の事態に対処が出来ず、反応はものすごく遅れるだろう**]
……?
[見て、息を飲んだ。
ゆっくりと、首を傾ぐ。
事態が、把握出来ない。]
え?
[空虚な音が漏れた。
二人の傍にいる、あの女は、誰?]
わた、し?
[ソレは確かに、自分の容姿と瓜二つの、存在。]
[『イレーネ』は。
死後の世界、という様な事を言っていなかったか。
ならば、何故あそこに?]
…なん、で
[漏れる疑問を解消する存在など、ある筈も無い。
空虚が広がっていく、ばかり。]
死んでる、んでしょ?
わたし、じゃない、だれか?
誰、なの?
[信じられない、という質の声。
誰、と問うても自身以外には考えられない。]
[背を撫ぜる小さな手。
優しい心地。温かい。
それも知らない。解らなかったこと。]
[『転んだ位で涙を見せないで。』
『1人で立てるだろう?』]
[糸すら感じられない、近い距離。
そっと小さな少女を抱きしめて]
…ありがとう。
私もベアトリーチェの為に…
…見つけるために、信じるために――視るわ。
ピューリトゥーイを見つけられれば
貴方を守れるはずだから…
そして、彼のためにも…
[ベアトリーチェの手の先、エーリッヒを見上げ
灰色になってしまった瞳を新緑は見上げる。
まだ眼尻は赤く少し腫れ涙も浮かぶけれど]
生きましょう。
[強い言葉。決意するように。]
彼も…そう望んでいるわ。
[彼の手に手を伸ばして、彼が手を差し伸べてくれたような形。少しだけ力を込めて立ち上がる。石化しながらも騎士のように。]
そうでしょう…?エーリッヒ。
消防士 ダーヴィッドは、教員 オトフリート を投票先に選びました。
消防士 ダーヴィッドは、職人見習い ユリアン を能力(襲う)の対象に選びました。
/*
仮セット完了。
というかずっとオト投票とかホントごめんなさい。
先生でもとってもいいキャラです。
多分、ここで落ちるとしたら、
ヘリに乗らず、カルメンの石像の傍で石化したりするのかな。
絵になる…。
/*
そして、僕は悪役頑張ります。
LWとしたら、最終日に残したいのは、ノーラ、ベアトリーチェ、ヘルムート、ハインリヒかな。
ノーラから占われてたら、脅迫いきます。ええ
[返事のない問い、杖をついて確りと立ち上がる。
気付けばゲルダやヘルムートの姿もあるだろうか。
スーツケースを一度取りに戻りその場にすぐ戻る。]
ゼルギウス――信じるな…
[再度、ぱかりと開かれた箱の中に注射器が12本。]
けれど――この箱は不吉な星に感じなかった。
ヘリにのってどこかに来いと言うのな…
[その1本、徐に手を伸ばし]
行くまでよ。
[実験するなら見つけた自分から――、
と注射器を腕に刺した。]
[オトフリートがカルメンの髪を撫でる]
[なぜか、急に、ぞわりと]
[触るな]
[なぜか芽生えた、醜い感情]
[おかしい]
[もう、僕は、そういったものを感じないはず]
[少し、自分の心持に、うろたえる。]
[違う]
[これは違う]
[カルメンのことは好きだ]
[愛してる]
[でも、僕はそれでも冷静なはずだ]
[視界に映るのは、カルメンと話すオトフリートの姿。
何の話をしているのだろう。
彼は、呂律が回らなくても、何か必死にカルメンに訴えようと、顔面を引き攣らせながらも、話をしながら……
そのうち、カルメンの反応がなかったのか、薄かったのか、ふっと止めると、ついっと後ろに下がっていく……。]
………。
[そのあと、小さく、カルメンが(せんせ…)と呟く声が聞こえた。]
カルメン……先生って?
そう言えば、僕は、君のことを知らない。
[違う、聴かなかったのだ。]
[石になって死ねるのに、過去も未来も聴いたところで]
[そんな風に思っていたから]
…っ
[体内に侵入する薬物に軽い眩暈。思わず足に力を込めるけれど、それでは意味がないと頭では理解したが先に足が動いた。]
…!
[動いた?]
足が…
[変色していた足、その色は徐々に薄くなりやがて消えていくだろう。その様子を見ていた者は注射器が本物と気づけるだろう。]
皆にも…これを、…
後、誰かベアトリーチェに…お願い。
[傍に来た人には注射器を差し出していくだろう。]
[僕もまた、それを眺める。
カルメンは、静かにオトフリートに近づいて、
その視点の合わない表情や、呂律の回らない口を眺めていただろう。
そして、また、(せんせ)とだけ呟いて……
その細い指を、オトフリートの首に絡ませたかもしれない。]
/*
今日はもう、ダーヴィッド占い…かな
ライヒとナターリエは
どちらかがピューリトゥーイでもおかしくないけど
両方村人であったとしてもおかしくない
…ベアトリーチェは 違うと 言って
オトフはお狐様なの
溶かしたくはないのよ…
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