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―館内・階段―
うん?
[名前を呼ばれて、くるりと振り返る。
このサイズなら沢山見上げなくてもいいから楽だ]
あ、おはよう。マテウスさん。
まだ結界解かれてないみたいだよ。
王様、何やってるんだろう。
[にゅ、と眉を寄せた顔]
欲しがってる?
…何が…――これ、秘宝、だろ…?
[ナターリエの言葉に ぽかんと少し口が空いた。
じいと、彼の胸元を見てから]
あ、すまん
[女性の胸元をみつめるのも失礼だと
ふと視線を外す 蜥蜴の貌]
─回想─
[そうして、黒江とゼルのやりとりやビーチェとゼルの問答を静かに聞いていたが]
……ま、妖精の本質として、己に忠実なのが多いのは事実な訳で
責めはすれども、否定はしないがね
ま、私個人としては動機その他は納得しても、その不誠実さは気に食わないけど
[そう言って、ギロリ鋭い目を向けたか]
―館内・廊下―
[振り返ったゲルダの疑う色の無い言葉に、微笑む。彼女の感じる困惑、焦燥…それもまた、親しき者を想う故]
さて、やはり何か我らの知らぬ事を、王はご存知なのかもしれぬな。後で、もう一度訪ねてみるか。
[澱みなく言葉を紡ぐ]
それはともかく、イヴァン殿の気配がとても強いようなのだが、何かあったのか?
[そうして、ゼルの治療を終えたビーチェと共に休んでいたが]
……………んう? どうしたの、ビーチェちゃん
[目を擦りつつ体を起こす
そうしてビーチェの抱きかかえるものを見ると]
……それ、エーリッヒか。またえらく縮んでるな
[そう言いつつ、ビーチェに歩み寄る]
ほしがる…?
[ナタルの言葉に、ナタルも秘宝使って何かしたくなったのかなと、
彼とイヴァンを見比べて、謝りながら視線をはずすイヴァンにじっとそちらを見た]
イヴ〜…?
[不思議そうに首を傾げる]
/*
墓に落ちて気が抜けたせいでうっかり眠りこけてました。
もどってきてみたら友人が絶賛吊り縄引き寄せ中とか。
さすがです。
いやあ、暴走眺めるの楽しいけど、とりあえず墓の回想と、できたら表も眺めたい。
/*
ナタルが吊り示唆で、榛名は、溶けたがってるぽいんですがー
ここでマテが落ちずに襲撃通ると、最終日、三人?
まあ…時間少ないから、エピまでに綺麗にオチつけるには悪くないかもだがー
…残る二人が可哀想な、気が…ううううむ…
―館内・廊下―
………。
[たっぷり3秒考える]
その時はボクも一緒に行かせて。
聞きたいことできたの。
[何か足りない気がした杖。
まさか、と思うことができないほど難しくはなかった。
でもまだ目の前の人物を疑うまでにもなってなく]
ううん。ボクもまだ起きたばっかだから。
でもなんかここの空気全体が、寝る前より酷くバランス悪いんだよ。
均衡を欠いてるような…。…均衡…?
[マテウスの顔をじっと見ながら考える。
相対したまま考え事を始めたからそうなっただけだけど]
…は?
ちょっとまて、お前、
[はだけられる胸元
思わず 視線を外すが ちろと横目で見てしまい]
…――おい、お前、だって。
犯人じゃない、だろ…?
[言いつ、ぶわり 熱気が肩から噴き出る。
尻の尾からも焔が チロリ]
[ざり 少しばかり後ろにさがると足音]
─反省房─
あ、起きた
[そうしていると、身動ぎしてエーリッヒが目を覚ます
パチパチ瞬いている彼をひょいとビーチェの腕から首根っこ掴んで引き抜くと]
エーリッヒ、何で縮んでるのさ
[目の合う高さまで持ち上げ、聞いてみる]
―廊下―
[ゲルダが3秒考える間に、火炎の気はまた強くなった]
ああ、そうだ、そういえば影輝の…エーリッヒ殿の気配も感じられぬ。
[全ての属に干渉する天聖の性は、欠けたものを認識することも容易い]
嫌な予感がするな。
[大股に、ゲルダを追い越すようにして階段を下りていく]
天聖 マテウスは、陽光 ナターリエ を心の中で指差しました。
[胸元をはだけて、イヴァンへと近寄るナタル。
彼はどうも秘宝を欲しているらしく、
でもそれよりも、自分の中で膨らんだ疑問はひとつ、
なんでナタルは怒られなのかということ。
自分の時は見せるなって怒られたから]
ナタル…?
[イヴァンへと近寄ろうとする彼に、そろそろっと手を伸ばすように]
だめだよ〜……?
[そう声をかけながら]
―館内―
エーリ君の?
え、何で。じゃなくてっ。
[強まった火炎の気は同じく感じられて。
マテウスの言葉通り、何かとても嫌な予感がした]
ボクも行くっ!
[追い抜かされかけ、一歩遅れるかどうかの横を一緒に走る。
走りながらポケットに手を入れて、種を一つ握りこんだ]
な、に?ナタル?
[欲しい、って、秘宝が?
え、なんだ?
様子がおかしなナタルをみてたけど]
きゃ……
[おっさんから熱気が出てきて、あたいは思わず少し下がったのさ。あぶねって!溶ける!
雪色は困惑したままナタルとおっさんを交互に見てた。ナタル変なの、秘宝がありゃ治るのか?]
ナタル、秘宝、ないと、だめ、なの?
…ナタルが、犯人じゃ、ないなら、渡して、も…
[よくわかんねぇけどいんじゃね?
とおもってあたいはおっさんを見たのさ。]
[ぽけーっと周囲を見ていたら、リディに首根っこを掴まれた。
手足がぷらーんと垂れる]
くぅ?
ぅ、ぃ、ちか、らー、たー、ぃ、な。
……わふ……。
[力が足りない、と言おうとして上手く言葉が紡げない。
あまりの消耗具合に耳がぺしょんと垂れた]
…なんか、お前変だ。
別に渡してもいいはずなのに、
[何故か いけなきがする。
手の中の白引を握りしめ ぼう と
体から熱気と焔を噴きださせ
ナターリエへと 首を横に振った]
…オレ、って誰だ?
[共に走り出したゲルダをちらりと横目で見て]
どうやら元気になったようだな。
[零れたのは、そんな台詞。思えば、初対面の時から、彼女がぐったりしている姿ばかり見ている気がしていたので]
ナタル殿?どうした?
[やがて、ナタルがイヴァンに迫る?現場に遭遇すると、そんな考えもどこかへと飛んでいく]
―館→裏手―
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