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─廊下─
[手始めに近くの部屋の扉を開ける。
誰かが居る可能性もあったが、その時はその時。
勢い良く扉を開けると部屋の中を物色した]
……個室か。
ここら一帯、同じような部屋が並んでそうだな。
[廊下に出た時に確認出来ただけでもいくつか扉が並んでいた。
先程まで居た部屋にあるベッドと同じものが一つ、開け放った部屋には置かれている。
作りから行ってそう言う部屋が並んでいるのだろうと、そう当たりをつけた]
ここらを全部探すよりは、あの場所を漁った方が効率良さそうか…。
少なくとも工具はあったはずだ。
[声は低く、男性的な口調で独りごちて、その場はその部屋を確認するだけに留めた。
立ち振る舞いや処々の仕草もどこか男性のような動き。
”役を演じ”ながら、足は物が沢山置かれていた資材置き場へと向けられた]
そうか。蒼さんらしい気配りなんだろうけど。
こっちにとっては厄介な事を、だな。
[裕樹は体格的に荷物持ちと思ったらしい。
亜佐美の方を少し見て、眉を寄せた]
まあいい。とりあえず赤猫は武器を手に入れられたんだし。
他にも探そうとするのが出たら、それに便乗してもいい。
[京のことを言われると、少しだけ悩むが]
陣営分かれたなら、仕方ないんじゃないか?
殺さずに済む方法を教えてもらえるなら考えもするけどな。
[結論を告げるコエは淡々としていた]
悪い悪い。
…まぁ、大丈夫じゃね。
占い師…っぽい奴が、完全黙秘するつもりがないのは悪くないかと。
とにかく情報は必要だし。
[それがどう転ぶかは、まだ誰にも読めないんだろうけど。
瑠衣の睨みは、視線を逸らして回避した。]
危ねぇ奴。
[とは玲の背にぽつりと呟いた。
出ると同時のタイミングだったから、届いてない可能性が高いが。]
…ただ、人間だったら正しくもある素振りなんだよな。
狼、が。あんな敵意むき出しとか。
逆に疑ってくれって言ってるようなもんだし。
それを見越しての行動、ってのもあるから。
結局…堂々巡りなんだが。
[はぁと息をついて。
鞄に入れていたペットボトルを開けて、一口飲んだ。]
えっとね、トキちゃんが人間だって書いてあったんだって。
詳しくはryouから聞いてみて。
[聖に聞きかじった現状を伝えると、
中務からは感情的な声。
ふぅっとため息を吐き僕は向けられた感情を受け流した。]
邪魔そうならそのうち殺しちゃおう。
[そうコエに出すのにためらいも何も感じない、
その後に返された晴美のことに関する答えには]
私のほうが大事?
[どこかすがるような甘えるような色を交えたコエ]
あー、廊下に書かれてたやつか。
それは見てきたよ。
[晴美から簡単な状況説明を聞いて頷いた。
村であっても最初は混乱するものだし、そんなものかと思った。
溜息をつく晴美を見ると、同情するかのように肩を叩いた]
あれも面倒そうな相手だな。
[出て行く玲が残した言葉に、小さくため息ついて]
……ほんとに、占い師なら、いいけど。
[裕樹の言葉に、ぽつりと呟いた。
占いの結果、それが正しい事は、自分は知っているけれど。
誰が書いたかもわからないメッセージだけでは、それは証明しきれない]
……なんか、頭、いたい。
[初回占で白だし。
確定したら、一番狙われやすいのはゲーム・セオリー。
そう考えると、どうしても不安は尽きなくて。
周りの話をぼんやり聞きながら、*目を伏せた*]
―廊下―
…馬鹿らし。
固まって話し合って何になるっての。
[吐き捨てるように1人呟いて。
辺りを警戒しながら、ゆっくりと歩き出した。**]
[玲の『皆殺し』の言葉に>>156、思わず目を見張る。
驚く反面、そういう考えも出るのもやむなし、とは思うものの。それを口にするのはどうか、と思っていれば、突然掛けられた声>>157にきょとん、とした]
あ…お姉さんってあたしのこと?いやあねえ。照れるじゃないの。
[思わず少し赤くなって、返事を返す。しかし、普段は自分も、村の中ではよく使う言い方なのだが。
少年の方を向いた。そういえば彼の名前を知らなかったな、と思い至った]
あたしはどっちでもいいんだけど、ただ、あたしは誰も名前を知らないから、IDの方がわかりやすいかもね。
あ、あたしは「Sapphire」。「蒼」と呼ばれることも多いから、そっちで呼んでもらえるとうれしいかも。
[自分の名を名乗り、晴美の名前も聞いただろうか。同村したことは無くても、多分名前は*知っているだろう*]
そう、だな。
邪魔になったら始末しよう。
[少しだけ躊躇があったのは、村の記憶に意識を寄せていたから。
すぐに赤猫の方を見て頷いた]
もちろん、赤猫の方が大切だよ。
[口元に浮かんだ笑みは微かで、コエの届かない者達には気がつかれなかっただろう]
/*
とりあえず、うん。
女子の方向性は大分わかれてるっぽいので。
このまま、戦闘苦手系にいってみよう。
に、しても。
なんでこう、続くかっ……!
それはそれとして。
ログの流れが、ものすごーく、ゆるく感じる。
人数的なものは、確かにあるんだろうけど。
前村がいかに凄まじかったか、よくわかるなぁ……。
[涼にも説明をもらえば、ありがとうと頷いて]
ナタリーには俺は会ってない。
アート、様子を見に行ったんだったよな。
[裕樹の方を見て尋ねるように首を傾げた]
/*
…俺が自分から積極的にいけてないせいもありますが。
亜佐美さんとどうにもすれ違うというか話ができない件について。
折角受けてもらえた縁故なのに(涙
明日は何とかしたいなあ。明後日以降はまず余裕ないだろうし。
─資材置き場─
[舞い戻った形となった資材置き場では、彼の匂いはだいぶ薄れていた。
ただ単に鼻が慣れてしまったのかも知れないが、今はそんなことはどうでも良い。
気にせず中へと入り、わざと、その扉を閉める。
まず目を付けたのは、最初に来た時に見つけた工具セット。
床に置いてその中身を物色する]
ペンチは役に立たないな…。
使えてスパナとハンマー……っと、これはテグスか?
[薄暗い中、ぼんやりとした輪郭と手触りだけで物体の当たりをつける。
意外なものを見つけて、ふぅん、と小さく声を漏らした]
まぁ、使いようによっては、だな。
[テグスの束はカーゴパンツの右横のポケットへと突っ込み。
スパナやハンマーは落ちないようにベルトへと挟んだ]
お嬢様 涼は、高校生 玲 を心の中で指差しました。
だから結局堂々巡りなのは分かってるって。
[はぁと息をつき涼へと返し。]
…駄目だな。
どうにも埒が明かねぇ。
…言えるのは、七重は違うんじゃねって事くらいか?
あの荒れっぷりと焦燥っぷりを見たから言えるわけだが。
…ゲームじゃないから。
身内を襲うってのは有り得ない、かと。
[と言い、聖に声をかけられると。]
ナタリーは、管理人の…遺体がある場所まで連れてった。
暫くそこから動きそうもなかったから、置いてきたぜ。
色々、干渉しない方がよかったろうし。
[ゆっくり、悲しむ時間も必要かと。]
[物色の最中、資材置き場の前に人の気配を感じたなら、物影に身を潜め息を殺す。
やり過ごせそうならそのままに。
見つかったとしても、相手が何もして来ないのであれば、こちらも手を出さずに警戒だけを強める*ことだろう*]
[アートの見解を聞きながら自分なりにも考える]
確かに身内を襲うのは考え難い。
けれど、人狼がいるっていうのがそもそもだな。
ゲームじゃなかったら、普通ありえないだろう。
…アレを見てしまった以上、存在を否定出来ないわけだが。
[言いながら口元を押さえた。思い出せば眉が寄る。
眉間の皺が定着してしまいそうな勢いだった]
ああ、そうだな。死を悼む時間は間違いなく必要だろう。
それこそ身内なら特にね。
誰が何を言っても、慰めにもならない。
[視線を外して、重い溜息を落とした。
最後の言葉は何かを思い出すような言い方になった]
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