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―一階:廊下―
[誰に告げるときにも、少年に表情はなかった。
揺らぎもしない眼差しは、話した相手の様子を窺うようでもある。
外に行くというユリアンを見送り、片付けてくるというイレーネに頷いて、冷えた廊下に佇む。
何のせいかも分からない胸の痛みを覚え、薬を飲み忘れていたことを思い出した。叱られる、なんて遠く思う]
――……ハシェさん。
[神学生の彼に伝えるときには、胸に当てていた手は下ろした。
彼の手元から落ちていく封筒を視線で追って、屈んで拾い上げる]
落ちましたよ。
ご家族の方に、ですか。
[目に入った宛名からの推測で、問う]
うん…それもそうだね。
さっき聞いたことは忘れてくれ。俺も自分の感情を整理できないかって思っただけだから
[皮肉げな笑みを浮かべていうオトフリートに答え、一度エルザの墓を見て]
エリ兄の部屋?
いや、俺の部屋より奥から出てきたのしか知らないからわかんないけど…それじゃわからんよな。俺の部屋一番手前だし、ごめん
[名が名だったので知っているのに知らぬように答え申し訳なさそうに謝る]
ってかこんなときにエリ兄がどうしたの?
何か…あったの?
[もしかしてというような硬い表情でオトフリートに聞く]
……ここにずっといると、冷えてしまう。
僕は、一度、広間に向かいますが。
ヘルミーネさんの元に、行かれますか。
[静かな声で問うて、広間の方へと*目を向けた*]
[そんなこんなで変態が部屋に帰りついたころには夜もいい時間になっていた。
広間で話をしていた時は忘れていられるが、一人でベットに横になると否応なしに人狼について考えさせられる。人狼は、一体誰なのかと。
とはいえ考えてても見当はさっぱりつかない。
疑う事なら、いくらでもだれでも出来そうだったが。
そうして気付けば朝になり、普段の時間に体は起きた。]
―台所―
[顔を洗って朝食でもと、台所に行くと誰もおらず、扉が開いたままだった。
薪か水かと思いながら、扉から外に顔を出すと、新雪にの上に残された足跡がいくつか西に伸びていた。
ああ散歩かと、内側に戻ろうとしたら、ずきと頭が軋んだ。]
痛っ…。
[痛みに顔をしかめて、もう一度外を見る。見れば痛みは襲ってこない。]
外に、いるのか?
[何が、とは口にはできなかった。]
―外・西の崖付近―
[たどり着いた時には、ハインリヒとエーリッヒが何やら崖を覗き込んだり、探しているような素振りだった。
予想はしている、分からないのは誰だという事だけ。
ゆっくり近づいて、下を覗いた。]
ローザ…。
[薄紅の髪と赤い血が、白い世界に鮮やかに広がっていた。そしてその上に揺らめくものは。]
――がう、ローザもちがう。
人狼じゃ、ない。
[はっきりと、今度は意思をもって呟くと、白い揺めきは、次の瞬間には消えた。暫く後に、ハインリヒの傍で何度か見かけることになる。]
[ローザの死が事故じゃない事は、胸のナイフが物語っていた。
小さなナイフは調理用のものではない。だが見覚えがあった。ごく近い間に。]
……あれって、どっかで見たことが。えーと……。
ああ。グラーツ殿が持ってたやつか?
[ぽんと手を叩き、エーリッヒを見て―――つまりはエーリッヒがローザを殺したのかという事に気づくと、青い顔で彼を見ていた。]
[それにオトフリートが返事を返した頃か。それとも埋葬を始めたころにか、ハインリヒがきて]
ハイン兄…さ…ローザ…っっ…ァ…
[新たな足音に振り向いて写ったのはハインリヒ。そしてナイフが刺さったままの状態で抱えられていたローザ。
足元が一瞬ふらつき、頭を抑える。予想していたといえばしていたけれど、でも不意に来た光景にはこたえた
触れさせたくないように大事にしている様子は昨日の自分を彷彿とされる]
ぁー…もう…なんなんだよ…
[吐き出すように呟く本音。でもきっと自分はこのままずっと*寝させてもらえないのだろうか*]
―一階・廊下―
[呆然とした頭の中に、問いが入り込んでくる。
玄関から視線を剥がし、フォルカーを見た。ゆっくりと、頷く]
そう、です。
僕の、片割れ。
ビー。
ベアトリーチェ
[拾ってくれたのだ、と、呟いた後で認識して、ありがとうと礼を告げる。
受け取ろうと手を伸ばして]
あ。
……僕は。
[少し言葉は詰まったが、玄関へ、広間へ、視線を交互にやって]
冷えてはいけませんから、広間に、行っていてください。
僕の事は、気にせずに。
[決めあぐねた声で、そっと*囁いた*]
─台所→広間─
[勝手口の外が騒がしい。ようやく食器を洗い終えて気付いたこと。けれど外を覗くことはせず、広間へと足を向けた。何が起きたかは想像がついたから]
今度は誰かな……。
[今日顔を見ていないのは誰だったか。顔を合わせたのはフォルカーのみであったため、確定は出来なかった。碌に思考は巡らさず、ソファーに座り、膝を抱える]
……フォルが無事なら、それで良い───。
[大事なものをもう失いたくない]
フォルが生きていれば、それで、良い。
[喩え自分が消えてしまっても。深層の意識を抑えられる唯一の事柄。これだけは、譲れない]
団長の孫 イレーネが「時間を進める」を選択しました。
団長の孫 イレーネが「時間を進める」を取り消しました。
―西の渓谷―
[途絶えていた意識が、ふわりと浮かび上がる。
気がつけば、西の渓谷の半ばにある、それほど広くもない足場に立っていた。
足元には、胸にナイフがつきたてられたままの自分自身が倒れていて。
あぁ、死んじゃったんだ――と。諦めにも似た苦笑が浮かぶ。
真っ先に思い浮かんだのは、ハインリヒのこと。
言いたい事だけ言って、困らせるだけ困らせて、死んでしまって。
こんな事なら、想いを告げなければ良かったかもしれない。
次に思い浮かぶのは、父親のこと。
酒には詳しいけれど料理は下手という不器用な父親は、自分が居なくなってもマトモに生活していけるのだろうか。]
[その場を動くに動けず、しばらくボーッとしていれば。
ハインリヒが自衛団員と一緒に降りてきて、幾度か瞬いた。
掛けられた言葉にも幾度か瞬いて。
足元に倒れている自分を抱き上げて運んでいく後姿に、苦笑して首を傾げる。
好きな人が、自分を抱えて歩いている姿を、第3者の視点で見るというのはとても不思議な気分だ]
…………そばに…いても、良い?
[その問いに返事など期待できる筈もないけど。
そう小さく呟いて、ハインリヒの後について歩いていった。
エーリッヒの姿に気づけば、胸を押さえて複雑な表情を向けるけれど。
恨んでも仕方ないし、すぐに視線をハインリヒに戻す。
先日、エーリッヒから買った服には、せめて一度くらい袖を通したかったな…くらいは思うかもしれない**]
/*
ふと思ったこと。
この村、若い娘さんってもう、ゲルダとイレーネしか生き残ってないとかいう、過疎ここに極まれり…な状況に陥ってないだろーな。
さて、仕事にもどろー。
ずびずびぐずぐず言って寒気と格闘しつつ、今日はお仕事。
昨日・一昨日の2日間休みだったけど、風邪治りきらなかったー。
むしろ悪化したー。なぜー?
―少し前・西の渓谷―
[ローザの遺体の傍に降りる前、やってきたダーヴィッドが「違う」と言うのを、意味がわからないと思いながら聞く。
それは彼が何を知ることができるのかをしらなければ当然のこと。
しかし、昨晩広間でヘンタイだと騒ぐ中ライヒアルトのことも「違う」と言っていたようなことを思い出し、
もしかしたら、オトフリートと同じかもしれんと考えた]
当たり前だ。そうであって、たまるか。
[そう、自分に言い聞かすように呟いた。
しかし、ナイフの持ち主についてダーヴィッドが零した言葉にピクリと表情を歪め、エーリッヒを見据えた]
あれは、あんたのナイフなのか?
[どうなんだ、とはっきりと問いかけて。
自衛団員を呼んだのは、その後のこと―]
―エルザの墓前―
[ユリアンがローザの遺体を見て取り乱したように見えたのにも表情を変えず。
ただ、昨日のエルザの遺体の傍にいた彼の気持ちは、こうだったのかもしれないとは思いながら。
穴を掘り終えればそこへ横たえるためにローザの身体を抱き上げた]
きっと、生きてたら真っ赤になってるんだろうな。
[抱き上げたローザの冷たい頬に自分の頬を当てて、小さく笑う。
もう、真っ赤になって恥ずかしがる顔は見れないのだと思うと、無性に腹が立って、悲しくて。
涙を見せずに努めて冷静を装っているが、胸の裡は―]
野郎ばっかり残っちまったな。
[やがて遺体を埋め終えたなら墓標を見て苦笑した。
ライヒアルトの墓標もそこにあっただろうか。
それから集会場へ戻るすがら、密かに固めた決意から、
やっと口を開くようにはなっていただろう。
問われれば答え、自分も問いかけ。何としても*生き延びるために*]
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