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さあ?少なくともお目にかかったことはないかな…探せばもっと高尚な神もいるかもしれないが
[わからないので歯切れ悪く言いつつ]
だが…結局人は一人…全てをわかってくれる存在などほとんど皆無であるというのもまた事実。だからそれで構わないとも思えてしまうのかもしれないがな
[真面目にいいながらも、やっぱり白の妖精が可愛いと思ってしまう。一応女の子]
そうだな。案外この試験も一人ひとりになるかもしれな…
[と、そこで放送が届く]
やっぱりペア推奨…みたいね
[いいながら、視線は入り口付近。なにやら数人いるようだ]
[会釈をこちらも返し、首を傾げながらも横を通り過ぎるゲルダを見送る。
と、そこに掛けられる声。振り向くとそこにはゼルギウス。
彼女の彼に対する印象はあくまで喧嘩売ってきた相手な訳で、]
むっ、べ、別に何でもない。
[そう言ってつんとそっぽ向く。傍目には喧嘩中のカップルみたいに見えるかもしれない。]
[ブリジットに聞こうとしていたのだが、不意にゲルダに睨まれて、少しだけたじろんだ]
(ま、また俺何かしたんだろうか?)
[浮かんでくるのは目付きの悪さでトラブった様々な出来事だが、その中にゲルダの顔はなくて――]
(み、身に覚えがなさ過ぎる……)
[どうするべきかと視線を外しそうになって、はっと手に持ったバスケットを思い出した]
こ、これ一個食べます?
[と差し出した時、今度はマテウスの放送。バスケットを差し出した体勢のまま聞いて]
は?
[と、一言もらした]
─事務室─
これ、さんきゅな。
……む。
[借りた魔具を事務員へと返し。
事務室を出ようとして、何かに気付いた。
猛スピードで近付く気配]
随分と無茶してるのがいるな。
ぶつかったりしなけりゃ良いが。
[何やらツンとされてしまったが、朝の騒動が即座に頭を掠めていく]
(これは……ご機嫌を取っておくべき?)
[と思い、バスケットからたまごサンドを取り出してブリジットに差し出した]
これ、食べる? 同じ通知を受けた仲間って事で。
おおすまないな、ありがとう。
[ひょい、と大した躊躇もなくサンドイッチを受けとる]
[マテウスの放送は聞こえていた。いちいち反応はしない。が]
…君、試験受けるのか?
[眼前の少年―目付きは凄まじいが、自分に対する応答をみると普通の少年らしい―は放送に反応している]
[そんな風に二人にサンドイッチを勧めながらも、心の中では別の事を必死に考え中。タイトルはペア行動である事]
(まず、誰が参加しているか知らないけど、少なくとも今まで出会った中に知り合いはない。と、すると新しくペアを組んでくれる人を探さないといけない訳だが、すでにそのうち二人からは睨まれている→ブリジット・ゲルダ。
そうすると残りのメンバーからとなるとあのライハルト……だったっけ? が、俺に驚かないでいてくれたんだろうけど、ああいう人はもう決まってるか一人でやっちゃいそうだしな。すると、先生にくじ引きで選ばれる? それはそれで思いっきりハズレ引いてしまいそうなー!)
[葛藤はまだまだ続く]
[受け取ったサンドイッチをかじる]
……
[無言で手の中の残りを見つめる]
[もう一口、そして二口、サンドイッチは無くなった]
……
あ? え、ええ。自分も不本意ながら通知を受けたんで……。
[とゲルダに返答しながら食べられていくサンドイッチをじっと見つめながら]
お、お口に合います?
[ドモりながら思わず敬語]
―事務室―
[北棟に軽い振動が走った。小さくない鈍い音と一緒に。
数分後、廊下に足音が響く]
失敗続きだわぁ。
[少しばかり左足を引き摺りながら事務室の前へ]
遅くなりました。
書類提出です。
いたからって、どうにかなるってんでもないけどな。
[軽く、肩を竦めて]
ま、俺の考えはそんな感じかもな。
[続いた言葉にはさらり、と。
真白はやっぱり不思議そうにきょとり。尻尾ぱたり]
……とはいえ、単独突破もあり、か。
俺の場合は、やり方的にもその方が動きやすいんだが……。
[聞こえて来た放送に、ぽつり、と呟く]
しかし、入り口で何してんだか、あいつら。
[差し出されたたまごサンドとゼルギウスを交互にチラチラと見ていたが]
(これは怪しむべきなんでしょうか。悪魔的嘲笑浮かべるような人(誤解)ですし。
それに私的にはCLTサンドの方が……いやいや、そうじゃなくて)
[とそこで、お腹がグーッと食べ物を要求。]
…………ま、まあいいでしょう。た、食べてあげます。
[そう言って、恥ずかしさにちょっと頬染めながら受け取る。
傍目には、ツンデレのテンプレっぽく見られるかもしれない。]
ああ、実に美味しい。
故郷のレーションと同じ味だ。まさかここで味わえるとは…
[少し涙ぐんでいる]
…そうか、君も参加者か、そうか…。
ああ、失礼、名乗るのを失念していた。
私はゲルダという。
ところで、あぁ…もしかして、恋人とのランチを邪魔しただろうか?
[ゼルギウスとブリジットを見比べながら]
─事務室─
こーら、器物損壊しない。
[そこまで壊してないかと。
事務室に来たカルメンにそんな言葉をかけながら、書類を受け取ろうと右手を差し出す]
「んあ、ねーちゃん脚大丈夫かいな?」
[足を引きずる様子に気付いた碧の異界龍が、ひゅるりと宙に舞い、カルメンの脚の周囲をぐるりと回った]
(……ツンデレ?)
[ブリジットのお約束な反応に、ちょっと唖然としつつ、視線からCLTサンドも取りやすいように手元へと移動させておきつつ、ゲルダの口にあったという言葉にほっと一息……]
ってレーション?
[レーションってなんだっけ? と一瞬何のことかわからなかったが、そういえば非常食みたいなものだったっけか? とない知識から言葉の意味をひっぱりだして]
(俺の自信作がレーションと同類っすかー?)
[と思いっきり肩を落とした。が続けて何か言おうとしている彼女の様子に半目になった三白眼で「はい?」と聞き返した]
そうだな。完全無欠な存在がいたら、それは誰も必要としないということだし。ならばいてもいなくても関わりを持つことはないな
ま、適度に。ってことだろうな。いやいやながらもしなきゃならん関係もあれば好んで作られる関係もあることだしな
[軽く肩を竦めるライヒアルトに答えつつやっぱり妖精が可愛いとか。真面目なこといいながら思っているのです。むずむず]
なるほど。豪快な戦いかたなのだな。ただ初めからペアといってるのが何か理由がある気はするのだがな…にしても他の参加者はもうペアを決めてるのかね
[なんてふむふむ勝手に思いつつ、そういえばペア組む理由ってなんだろう。や、他の参加者は誰だろうかと少し思考]
こ、こい……!?
[思わず自分とブリジットを交互に指差しながら]
い、いやいやいやいやいやいやいや! 今朝初めて会ったばかりの方でして、ただ同じ通知を受けてしまった……あ〜なんていうか、仲間? みたいなつもりだったんスけど……。
あ、すんません。俺はゼルギウスって言います。翠樹2年です。
―事務所―
あら、今日は壊してませんわ。
ちょっと汚しはしたかもしれませんけど。
[ここ1年で壊した回数は[07]回。
差し出された右手に書類>>149を渡した]
うーん、痺れてます。
感覚が無くて歩きにくいですねぇ。
[碧龍にのんびりと答えながらも少し悩んでいた。
回復魔法が使えないのはこういう時に不便だ]
ふむ、そうか。
[初めて、にぃ、と笑顔を浮かべる]
[がし、とゼルギウスの襟首を捕まえる]
君は私のバディだ、ゼルギウス。
何を隠そう、私も受験者でね。
何、悪いようにはしないさ。私はまだ1年生だが、実戦経験はそれなりにある。
[言いながら、すぐそこの事務室へズルズル引きずってゆく。女ながら兵士の膂力、頑として振りほどかせない]
[自分の対応がそのように取られているとは露知らず、受け取ったたまごサンドをぱくり。
そこでピキッと固まる。]
(な、なんで生ものかつお手軽料理のはずのサンドウィッチが、こんなに味気なくなるんですか。
や、やっぱりこれは罠だったんでしょうか。ああでも、あの娘は美味しそうに食べてますし。
あれ、これって私の味覚がおかしいんでしょうか。いやいやそんなことは……)
[とかぶりついた格好のまま思考の海に沈みかかっていたが、ゲルダの言葉に一気に引き戻され、]
!? げほげほ。
[ついでに咽た。]
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