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[片側の青は細められて]
[認識不可?]
[零れた息は声とならず]
[発声失敗?]
[それに気付いた者は居たか否か、]
(既に広間に気配は無かったかも知れず)
(他者が居ようが居まいが意識には無く)
[*機鋼の属性を有した魔は何処かへ*]
/*
感知してみましたが、遭遇するか否かは未定。
ミリィに時間の希望があれば合わせますし、
要求の都合上、同時でないほうが好ければそれでも、勿論。
一応、協力者が他にも居る事は、きっと機鋼竜が伝えてくれる。
今日もオフなので、それなりに覗けるかと。
それでは。
*/
[なし崩し的に、イレーネとアーベルにくっついて屋敷へ来て、何となく壁際へ行ったあとの記憶はリディ自身には無い。部屋のひとつでとっぷりと、健康な眠りを*貪っている*]
[深淵で
声を発するものが居た。
声、音波は振動として塔を伝い、外周区画を巡り、見えない壁を駆け上がり、微かに、微かに振るわせた]
(……誰?)
[夢現での問いかけに、応える現は*無し*]
/*
まあ、こんな感じで適当に割り込み掛けていく所存です。
起きてみたらなんという赤ログの荒廃というか殴り愛フラグというかなんというか。
馬鹿が一匹紛れ込んだ感が否めないので、空気読まないで頑張ります。はい。
*/
/*
誰が表に出るかについての順序(幻魔に撃たれる可能性も考慮しつつ)、どう転ぶかは(赤内ですら既に)判りませんが仮想ラスボスは先に決めておいたほうが良いかなと思います。
*/
/PL/
登山ルートをどうするか悩む登山家の気分だ。
この二人にどう食い付いて行くか……!
難問だな(笑
その前に、縁故者とのフラグ回収しきれていないとか。
残:雷、影、風、陽?、時?
/*
中身のノリは馬鹿なのでお好きに割り込んで下さい。
うっかり、役職的に先にCO&短命のつもりでいましたが、
ラスボスにもなることは出来ます。
むしろ、後になる程、悪い子には成れそうです。
表でCOした方が幻魔には射たれにくいのでしたっけ。
もし狼の何方かが絆持ちになったら、
それをLW時の負けフラグにするのも楽しそうだけれど、
事故で巻き込まれて先に墓下行きが少しだけ怖い。
*/
[「心配されてるかもしれない」
その言葉に思い起こしたのは、優しい白の猫。私の命の恩人。
扉の前から消えた彼は何処へ? また戻ってくる成りや?]
嗚呼…私、エィリ殿に御詫びもしていませぬ…。
[恐慌状態であった私を、そして意識を手放した私を…再度助けてくれた御方。
思い起こせば脚の痛みが僅か増したように思えて、私はそれが和らぐまで幾度となく撫でる。動く度に白金の輪が揺れて、小さく光を弾いた]
[屋敷に戻るを、良しとした訳ではない。
なれど、この地から出でる事は叶わぬ私に往く処などなく――彼の御方も此処におられる事になるのであろう]
……ふぅ…
[零れ落ちるは、諦観の吐息。
俯いた私は、鼻をくすぐる草と花の香りに誘われ、草原へ身を横たえる。
痛みが和らぐまで…せめて屋敷まで歩けるようになるまで。そう思いながら緩やかに瞼を閉じる。
自然に包まれて眠るのが常な私のその姿が、行き倒れているように見えるかもしれないなどとは、*露の一滴ほども思う事なく*]
[協力を約束したとはいえ、人に馴染む事など出来はしない。
ただ…心許す命の恩人と、そして彼の御方が此処にあるならば]
後ほど…参りまする。
なれど未だ……心静めるまで今しばしの時を……
[彼の仔の為に、私は。
心静めて――心沈めて、心鎮める事で、側に在ろうと*想った*]
−東部:草原地帯・中央部近く−
[半透明の壁に手を触れる]
[其処に在った筈の扉][……無い]
?
[機精の報告を聞いていないが故、]
[理由の察知も出来ず][僅か眉が寄る]
[馴染み深い][縁遠い][ちからが在るのに]
[幾重もの壁越しに彼方に聳える塔を望む]
[コツ、]
[コツ。]
[透明な壁を叩けど、開く気配は無く]
[触れても][押しても][変わりは無い]
……入れない。
[殴りつけても無意味とは悟っているからか]
[呟き見つめるのみで][それ以上は何もせず]
[夢。夢を見ている]
[それは私にとっては見慣れてしまったもので]
[見ることしか出来ない]
[私の過去の記憶の再生]
[鬱蒼と茂った森の中を少女が駆ける。彼女は私。後ろから追ってくるのは、幼馴染の少年。名前は──もう忘れてしまった。ただ、その右手首に光る銀色のブレスレットが鮮明に記憶に焼きついている。今はかけっこの途中。目指すは龍神様の祠。村では収穫祭の準備が大詰めを迎えている頃だろうか。ああ、もうすぐ祠だ。かけっこはいつも私が勝ってきたんだ。だから今日も……]
[それは楽しかった思い出。忘れたくない記憶]
[鬱蒼と茂った森の中を少女が駆ける。彼女は私。後ろから追ってくるのは、見知らぬ青年。名前は──知るわけもない。ただ、その右手に光る血に濡れた鋼の爪が鮮明に記憶に焼きついている。今は逃走の途中。目指すは龍神様の祠。村では一方的な虐殺が大詰めを迎えている頃だろうか。ああ、もうすぐ祠だ。かけっこはいつも私が勝ってきたんだ。だから今日も……]
[それは私の憎しみの思い出。忘れてはいけない記憶]
< いつのまにか、夜でした。
猫は すこし さむくなってきて、移動しようと目を開けます。しかし海とは違ったあおい瞳は、あらあら。潮が満ちて、自分のまわりが、砂じゃなくて海に囲まれてしまったことを、知りました。
うーん、と、首をかしげて。
猫はのびをすると、ぱたぱた、羽根をはばたかせました。ぱたぱた、ぱたた。小さなからだは、かんたんに、そらへと持ち上がりました。
ぬれたくなかった わけじゃありません。
ぬれてもよかった けれど、その腕の布がぬれるのは、あんまり好きじゃありませんでした。 >
< ぱたぱたた。
空をとぶ猫は、やがて、中央部にたどりつきます。とびらは あけっぱなし。閉めようなんて、思いません。
だって、そこは海のにおい。
とても気持ちが良いのですもの。
通路にたどりつくと、かしかしかしかし。何度か頭をこすって……それから、なんだか変な感じではありましたけれど、はじめて見るへんな たな の上に乗っかりました。
すやすやすや。
まあるくなって、* ゆめのなか * >
< 青い布のした、ちょっとだけ しるし が、うずきました。
なんだろう。なんだろう。
不本意に、こんなところにつれてこられたせいで、あのひとの、魔法が発動したのでしょうか。
だいじょうぶだよ、猫はおもいました。
だって、おれは自由だよ。
だれにも、つかまってないよ。
もし、そうだとしても、自由だから、だいじょうぶだよ。
前足の青い布の上から、自分の足をかるく噛みました。
その下の しるし を、なだめるように、かみました。 >
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