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あ……
[注意を受け、手をずらして右腕の手首を掴んだ]
[問いには、記憶を辿りながら答える。聴いている時の自分は、まるで自分でないようで]
……うん、…声は……確かに…
…でも……、二人とも…が……同じ、じゃなくて………
[なんと説明したものか。たどたどしく。
普通の人間とは、異なる印象を受けたのだ]
…アーベルは……酷く、稀薄…というか、………妙な感じ…だった……
………消えて、…しまった……?
[とん、と一階の床を踏む]
歌姫 エルザは、宝石商 ザムエル を投票先に選びました。
[お帰りなさい、という言葉に、ああ、と短く答え。ふ、と、物思いに落ち込む。
思考の堂々巡りの果てに、思考が行き詰まり、無意識の内に唇を噛み]
……っつ。
[伝わる痛みに、先ほど噛み切った事をはっと思い出した]
……何してんだ俺。
[ぼやくように呟き、また浮かんだ紅を手で拭う]
―一階・居間―
[どうにも伝えようの無い感覚。
オトフリートの問い返した声に、小さく頭を上下に動かして]
………こんばんは……
[居間に入り、その場にいた皆に挨拶の言葉]
[窓の方へと向かう。
窓辺に置かれた蝋の花は既に一度溶け、歪な形に固まっていた。花の香りは、もう存在しない]
[大きなスノーマンと、作りかけだったであろう、雪玉。
視線を動かすと、白の世界に、朱い華の咲いた痕。
月の下に見える影には、上着が被されているようだった。
けれどそれは、一人分。それも、小さなもので。恐らくは少女の方だ、と彼女に理解させるには充分だった]
[考えあぐねた末に重く口を開いて]
…イレーネ、ベアトリーチェが…狼に襲われたの。
ブリジットが混乱してしまって……
他の人たちは…無事、よね?
[今ここに居ないものたちを思ってそう呟いて]
[イレーネの零した言葉に聞き覚えのある名前を見つけて]
……アーベル?
アーベルも、居ない、の?
[外にあったのは1人だけだった。
だけど確かにアーベルを見た記憶がなくて]
[混乱、可能性を否定するように]
………いない、…と……思う……
[曖昧な言い方しか出来なくて。]
[窓辺に置かれたままだったガラスボウルを手にしながら、エルザに言葉を返す]
[イレーネの言葉は曖昧で、だけどその言葉を否定するにはあまりにも確信が持てなくて]
[それ以上に、イレーネのその様子に、それが嘘とは思えなくて]
……あなたにはわかるのね…?
アーベルが何処かに行ってしまった、と……
[それだけ呟いて、俯く。
それはきっと真実なのだろうと]
[小さく息を吐いて目を閉じる。
いなくなった二人を思って。そして残された者たちの平穏を願って]
The spring of April is gone
The leaves have all turned brown
The children have all grown up
And there's no one around
I'm looking over my life and all the mistakes I made
And I'm afraid afraid
Somebody told me that You would wash all my sins
And cleanse me
from the scars that are so deep within
So I'm calling to You If you can hear me
I don't know how
I was wondering can you hold me now……
[誰に聞かせるともなく、ただ*歌い続けて*]
…可笑しいと、……思わない…の………?
[声には少しばかり、驚きの感情があったろうか]
…………うん……
[それでも、頷いて。
冷えた窓に額を当て、大きなスノーマンを*見詰めていた*]
― すべての者が眠ったと思しき頃・屋上にて ―
[雪の積もった屋上に一人たたずむ影。
ただひたすらに黒く澱んだその姿は、白銀の中では帰って目立つかとも思われるが今は夜、闇同士が調和してすぐそばにいてもぶつかるまでは気付かれまい。
ざわりと空気が騒ぐ]
始まったか……。
[狼の気配が濃くなったのを感じ取り呟く。
今、気配を追えば狼を止めはできぬとも、その正体を隠れ見るくらいなら出来るだろう。
それを知っていながらも、身じろぎひとつしようともしない。
ただ、まっすぐに立ち尽くしている。]
さぁ、どうすべきか。
ただ始末するだけでは芸がない……、それに……。
[掌を腕を心臓の上に結んで置き、呟く言葉は闇の中へと溶ける]
[しばし後、薄くなった気配が再び強くなる。
かすかな振動……うがたれた穴。 その中に何があるのか、月の光だけでは知覚できないが、恐らくは哀れな犠牲者が横たわっているのだろう]
手の込んだことだ。
[そこまで見届け、影は屋上を後にした。 翌朝は先日以上の騒ぎになるだろうと確信して]
─居間─
大丈夫……分かってる…
ベアトリーチェが奪われた…奪われた……だけ……
……エーリッヒは壊されない…壊れない…大丈夫…
[何度も何度もエルザの歌を聞いているうちに]
[先程エルザが後ろから抱きしめていた感覚が蘇ってきた]
[掴まえられたのとは違うような]
[何だろう]
[ブリジットには上手く違いを言い表せない]
─居間─
[イレーネとオトフリートが入ってくると]
[無表情とも言えるかおで眺める]
[ベアトリーチェが奪われた事と比べたら]
[イレーネに怯えていた事は、今は心を揺さぶるに足るものではなかった]
[流れる鎮魂歌を聞いていると]
[何時しかエルザに寄り掛かり、ぼんやりとし始める]
[白を基調としたワンピースに、ベアトリーチェの血が現実を示すように、少し、*染みていた*]
[朝日が昇る、細く開いた鎧戸の隙間から光が一筋差し込み、顔に線を引く。
空は高く晴れ渡り、広く碧く、薄い千切れ雲が僅かに漂っているばかり。
このような時でなければ、それを心の底から喜べたろう。
上体を引き上げ、寝台より起き上がり身支度を整える。]
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