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[無理心中の生き残り。
両親の手を振り解いた薄情な子供。
村で囁かれる噂話を旅人たちが耳にし其れを食堂で語る。
誰がその子供か知らぬからこそ興味本位で主に問い掛ける。
祖父の手伝いに店の給仕をしていた子供だったイヴァンが
それを耳にしないはずもなく、傍目にはそんな風に映るのだと知った。
実際、そうなのだから否定するはずもない。
村の皆が知っているのだろうとぼんやり思っていたから
自分から過去を話すこともなく当たり障りなく過ごすよう努めた]
[湖畔の邸宅に住まう絵描きの青年。
何処か影の過る彼の過去。
此方から尋ねる事はないが語られるを厭うことはない]
――…キミの絵。
誰かが気づいて飾ってくれると良いな。
そうしたら、ページがめくれずとも見れるのに。
[望みを口にするがそれが叶うかは知れない。
頼りなく聞こえるベルナルトの声に
少しだけ困ったような笑みを浮かべ
彼の金色の髪をあやすように撫でる。
望んだから、触れられる。
望まずとも触れられたのかもしれないが
少なくともイヴァン自身は、
ベルナルトに触れられるよう望んでいた]
[ベルナルトが首を振る気配に
イヴァンの手指がふっと引かれ、金糸より離れゆく。
揺れるその艶やかな髪が光弾くを眩しげに見詰めた]
一枚の絵になるのも良いかもしれないけれど
絵の中で大人しくしているよりも
こうして一緒に語らう方が俺は楽しい。
[じわり滲んで溢れた一筋の名残をそっと親指の腹で掬い取る]
――…泣き顔まで綺麗だとは思わなかった。
[軽口のような響きでそんな感想を漏らした。
死者となった者の名がふたつ聞こえる。
未だ見ていない、と首を振ろうとした時、
ひとつ、耳に馴染む声>>222が聞こえて、
イヴァンは手を下ろし、声の方へと振り返る]
[ニキータの眸は髪に隠れ見えないが
半分ほど表情隠すそのありようも常と思っていたから
いつものように、ふ、と口許を綻ばせた]
先に湖畔の月を探しに行ったのかと思った。
[さがして見つけられなければそちらにゆく心算だった。
そういうかのように静かな湖畔で語ったように言葉を紡ぐ]
[ニキータとベルナルトの会話を静かに見守る。
一頻り、耳を傾けてから、合間を見つけ口を開く]
ニキータが居たいのはあの湖畔、かな。
[何処に居たいか問わずに
共に過ごした時間を思いそれに繋がる場所を言う。
ニキータに首を傾げて確かめるような仕草を見せて
それからベルナルトへと視線を向けた。
見詰める眸と視線交え、その笑みに一つ頷く]
ベルナルトの描いた絵はもう見られないかもしれないけど
同じ景色を見られるのなら、それは 僥倖 だね。
[自然で柔らかなかたちに、はたり瞬いて]
そんな風に笑えたのか。
[良い笑顔だ、と何処か嬉しそうにわらった*]
/*
引きこもりの過去は引き出したいような
触れぬ方がいいのかなぁと思いつつよみよみ。
話しだしたら聞くだろうけど
自分からイヴァンは聞いたりしなさそうだった。
[友人ではない口調のアリョールが広間を出て行くのも、ヴィクトールがいなくなるのも引きとめる事ができないまま。
呆然と見送って。
――アレクセイに声を掛けられてゆるりと瞬いた]
アレクセイ……
[生意気な口を聞く書店の青年は気安い存在だった。
それがいまは、まったく知らない人のように見える]
[広間で殺されて、そのままになっているベルナルトの傍らにあるスケッチブックが風も無いのに揺れた気がした。
誰が死んでいても、どうして、と思ってしまうけれど。
生きていて欲しい人ばかりが死んでいる気が、した]
/*
何とか髭もフィグネリアの部屋前に辿りつけました!
ストップ!自傷!(どん
>>251 ひしょーさん
うむうむ。もうスカイプったからこちらでは流すけど、
その辺分かったのでごめんね、とこちらでも謝っておこうw
狼偽装にアレク宛にしたのはすまんw
でもまあ、話したいのは看病の後の夜から、ずーっと色々部屋で話し込める時を計ってたのはあったかもしれない。
>>254
おかえりタチアナ! というか皆w
ヴィクトールもタチアナの事は好きだったと思います。
本当はプロで恋人縁故を振ろうとしたのがry
タチアナの事はここは先輩にお任せ、なのですが(ほろん
[ヴィレムの真紅の双眸と、眼差しが交わったのは刹那にも満たない。
おそらくヴィレムは彼の為の覚悟を決め、行動を為したのだろう。
それであれば、マグダラに口を挟む理由は無かった。
だから、掛ける言葉も無く、フィグネリアの部屋に近づく]
律儀だな。
[ヴィレムのノックについてはシンプルな感想を残すのみ。
否定するでもなく、ただその行いを見遣る]
―広間―
[ヴィクトールの声を逃す事はない。
じっと見る瞳は、どこか頼りないようにも見えていただろう。
その時は、まだ。
強い力。額への口付け。受けながらもどこか揺れた目は、
選んでほしいといわれたとき、漸くはっきりと焦点を結んだ]
ヴィクトール。
……俺は、あんたの事を、今でも、兄のように慕ってる。
わかってるだろう、そんな事くらい。
だから、もう一つの選択肢がある。
あんたたちが逃げて、俺は残る。
殺される気はない。
あんたに食われる気もない。
――人を食うあんたの傍にいて、あんたが苦しむ顔を見たくはない。
[一歩、二歩。離れてはっきりと口にする]
俺はまだ、この村に居たい。
この村にはあんたのも含めて、思い出がたくさんある。
だから、ここで、さよならだ。
気が済んだら、あんたを探しに行く。
それまで、無事でいてほしい。
……駄目か?
[問いかけは少し困ったような響きを持った。
それでも、今は行け、と。
アリョールとヴィクトール、二人に手を振って]
[彼らが居なくなった後、一つ息を吐いて。
タチアナ、と。名を呼んだ。
彼女がこちらを見る、その顔を見ながら、言葉を続ける]
あんたは、これから、どうする。
生きるか、死ぬか。
どうしたい。
[彼女が自分に対して何を思っているのか、など。
その問いには不要だった]
――どうする、って……
そん、な……
[アレクセイの問いに、くしゃりと顔が歪む。
血に濡れたスカートを震える手が握り締める]
……死にたく、ないわ、よ……
生きて、いたいのは、当然でしょう?
――でも、生きて、いられるの?
アリョールが、ああなっているの、に……
[手が白くなる。
しみこんだ赤が手の間からしたたる。
タチアナは、あとだと、彼女は――彼は、いったのだ]
生きていたいなら、…
なぁ、タチアナ。お前も、ここから逃げればいい。
[一歩、二歩。彼女へと近付く]
アリョールは、とっておく、と言ったんだ。
あんたを先に食べる事もできた。
[逃げないようなら近付いて、彼女と、視線を合わせようとして]
どうして最後に回したんだ。
あいつは苦しそうじゃなかったか。
あいつは、お前を、本当に食べたいのか?
――違うだろう。
最初に言っていたじゃないか。
「守りたい相手がいるなら」と。
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