情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[赤い声が聞こえると母に告げた時の記憶はもう曖昧だ。
だけど、母ではない誰かに、穏やかな声で諭された。
それだけは覚えている。]
・・・さて。
仕掛けるにしても、誰狙うかなぁ…
[ぼそりと呟くのは、不穏な言葉。
軽く、首を動かさずに周囲を見渡し溜息をつく。]
…狙いやすいのは、あのメイドの子だけど…
流石に、今狙ったら危ないかな?
[とても小さく微笑んで、もう一度辺りを見回した。]
[閉じ掛けた黒曜石の眸は薄ら開かれた。
茶色くもっこりしたものが鼻面を突きつけている。]
『―――、ねえお爺ちゃん。
この人間、食べてもいい?』
[吼えるような息を強く吐き出すような獣の呼吸音が聞こえる。
それが、笑い声だと、何故だか分かった。]
『拾い喰いは駄目じゃよ。
今から帰る所なのじゃからのぉ。』
[まともに動かぬ体。眸だけが動く。
雪の中、少なくない数の狼が周囲を歩いていた。]
『くくっ、構わないだろう。
老は臆病すぎる。』
『お主のように、血気盛んで考えなしではないだけじゃわい。』
[賑やかな会話だった。]
『その子供は、我らの声が聞こえているぞ。』
[雑談に分け入ったのは、静かな声。]
『仲間?仲間なの?
人狼?ジャンプジャンプ!わおーん!がおー!』
[仔狼が、襟首を噛んでじゃれる。
世界が回り、体が仰向けになった。]
『声が聞こえるなら、おい、答えてみろ。』
『やはり、聞こえておらんのではないかのぅ。』
『いいや。聞こえている。』
[その狼は、凍えた身に寄り添ってきた。
とても巨きな、獣《狼》に見えた。]
―――聞こえない。
[獣の白い息が大きく吐き出された。
失笑でも嘲笑でもなく、高らかに笑う吼え声だ。]
『喰うか?』
『じゃから血気盛んじゃよ。』
『放っておけ。
何時か、我らの為になる時も来るだろう。
我らが血族と囁き交わせばな。』
『本当かのぅ。
それより、お腹が空いたのぅ。飯はまだかいのぅ。』
『お爺ちゃん!人間の前だからってボケないでよぅ。』
[最後にもう一度、その巨きな獣が笑った声を、聞いた。*]
はい。
ケネスおじさまに。
[こくと頷いたあと、受け取ってもらえるのだとわかると、ほっとしたように少しだけ笑みを浮かべた]
お守りなんです。
だから、お願いします。
内緒ですよ。
[しー。と、人差し指たてて、内緒の仕草]
─ アーヴァインの部屋 ─
[室内に入れば、色濃く残る鉄錆の臭いが鼻につく。
絨毯の上には、赤から黒へ変わった水溜まりの痕が残っていただろうか。
それらに眉をひそめて、手で口を押さえる。
死の恐怖と、生理的嫌悪で沸き上がる吐き気を堪えながら視線を動かして、寝台の上、シーツに包まれたそれに手を伸ばした。]
おじ、ちゃん。
/*
ウェンディが守護者でケネス守護か。
占い描写無理ぽいちくしょう。
だがこの流れだとメイキリングの後じゃないと無理だしなぁ。
夜時間軸でニーナ占った示唆(名前は出さない)、朝軸でソフィー占いの描写、だな。
[ぽつり、母が健在だった頃─ただの子供だった頃の呼び方で、その人を呼ぶ。
シーツの下、冷たくなったその人の肌は、あの日、同じように冷たくなっていた母と同じ感触を指先に伝えた。]
…どう、して。
[自分にとっては、まるで父のような、優しく温かな人だった。
母を亡くし、居場所を失った自分を変わらず此処に置いてくれた、恩人でもあった。
こんな形で、命を奪われる理由があるとは、思えなかった。]
…アタシも袋取ってきますか…
多分、護身用にはなるよね。アレ。
[小さな声での呟きは、果たして誰に聞こえただろう。
声をかけられれば荷物を取りに行くと言い、
静かに部屋の外へと出て行った。
おじ、ちゃん。
目、開けて。
わたし、まだ。
何も、返せて、ないのに。
[結局恩を受けたまま、世話になったままで逝かれてしまった。
そう、後悔を口にすると同時に涙も零れる。
一つ落ちると、堰を切ったようにぽろぽろと零れ落ちた。]
薬師見習い ニーナは、奏者 ソフィー を能力(襲う)の対象に選びました。
薬師見習い ニーナは、見習いメイド ネリー を能力(襲う)の対象に選びました。
/*
…RP村LWって、意外としんどいね…(襲撃先的な意味で)
自然と単独行動しなきゃいけないから、
どうしても行動が不審になる…
というか、こう皆集まられると狙える人が単独行動したソフィーさんorネリ―さんになるという。
どっちも初日から狙う気なかったのにorz
─ 自室 ─
[部屋に戻り、閉めた扉に寄りかかる。
何となく力が抜けるような心地がして、その場に座り込んだ]
……なん、で。
[ぽつり、零れるのは、呟き]
なんで、アーヴ小父が、殺された、の。
[身寄りを亡くした自分を引き取ってくれた養い親。
どうしてそんなに気を使ってくれるのか、と問うたら、母から多くのものを貰ったからだ、と笑っていた。
母と養い親がどんな付き合いをしていたのかは知らない。
けれど、それなりの信頼はあったのだろう、というのは予測できていて。
結局、それが何なのか、までは、問う事はできなかったのだけれど]
……しっかり、しないと。
[甘えて頼れる相手はもういない。
なら、自分で立って、歩かなくてはならない。
それは、母が口癖のように自分に言い聞かせてきた事]
泣き言、言ってる、場合じゃ、ない、ぞ。
[途切れ途切れに呟いた後、黒の染み付いた服を着替える。
その途中、幾度も視界が霞んで手が止まりはしたが。
それでも、できる限りの速度で着替えを済ませる]
……埋葬、終わったら。
曲、おくろう。
[それが、自分に出来る一番の弔いなのはわかっているから、小さく呟いて、部屋を出た]
[撫でられると、うれしそうな表情でケネスを見上げる。
持っていたらと言われても首を横に振って]
私のだから、私が持っていても、意味がないんです。
ケネスおじさまも、一人になったら、危険です。
[だってアーヴァインおじさまが食べられてしまったのだから。
言葉にはしなかったけれど、心配そうに彼を見た]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新