情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
―二階・個室―
[集中すると止まらないのは職人気質とでも云おうか。
元々雪雲に光を遮られている室内、明るさが足りずに灯を灯し手元に集中していれば、昼と夜の差など無いも同じ。少なくとも、この青年は、だが]
あー疲れた。
今何時……あれ?
[昨日、師匠からと道具一式を手渡されたのは何時だった?
どうして僅かながら明るい?
答えが出るまで然程時間はかからなかった]
…またやっちまった。
[どうやら常習犯らしい]
[丸一日作業していたと自覚すれば、襲うのは空腹。
自己主張する腹を押さえて階下に下りる]
[暖炉のある部屋。
見覚えの無い男と少女がこんなところで眠っている]
……教師って顔じゃねぇよなぁ。
[ハインリヒの顔を覗きこみ、随分と失礼なことを呟いて。改めてボードに向かう]
ハインリヒと…ブリジット、か。
[私立探偵。この方がしっくりくるとかまた失礼な。
ブリジットは少女の方だろうと検討付けて]
[机に並ぶパンと果物に腹が鳴りそうになるのを根性で抑え込み、一旦厨房へ]
[珈琲を淹れて戻ってくると、二人を起こさないように出来る限り静かに食事を進める。
――やっぱりちょっと煩いが]
[パンを三つと林檎を二切れ。
早々に胃に収めればカップを片付けて]
…そーいや自衛団長何処行ったんだ?
[寝てんのかな、などと考えながら階段を登る。
自室に入れば、ぐ、と伸び上がって]
…よし、寝るか。
[満腹になれば次に浮かぶ欲求はそれ。
ごろりとベッドに横になれば、時間もかけずに眠りに落ちる]
[目が覚めれば再度彫り物の続きを*始めるのだろう*]
[ランプを片手に、二階から降りて来る。
ちらと眠る人の姿が目に入るも、無関心な様子で。冷えた瑠璃の瞳に、昨日は僅かに見えていた柔らかさは今は存在しない]
[パンを一つ齧り、果物を幾つか。申し訳程度に食べ終えると、外へと続く扉の方へ]
[扉を開ければ、傍には自衛団員らしき男。何処へ行くのかと、詰問口調で声を掛けられる]
何処へも行かないよ。
私は、何処へも行けないから。
[半ば、独り言のように言って]
[不意に、ふ、と息を吐く。
積もった雪のよな白。瞳に、感情の色が宿る。小さく、笑み]
…大丈夫。………すぐ、近くに……いる、…から。
ああ…、預かって……いて…、貰える………?
…とても…大切な物、だから……
人質……、代わりに……は、…ならない、か。
[それと、外は寒いと思う。また雪は、強くなるよ。
そうそう、祖母――ランプ屋の老婆は元気? 彼女の事だから、大丈夫だろうけど]
[古惚けたランプを手渡しながら、一転、世間話の口調で話しかければ、男はその変化に些か戸惑った様子で。団長の許可を得ねば、などと言い訳していたが、結局は押し切られてしまったようだった]
[視線を外へ向ける。一面の銀世界。陽のひかりに目映く煌めいて。
見慣れた村の光景も白く染まれば趣きを変え、まるで違う場所のように思える]
[ちらちらと舞い降りる雪の結晶を手のひらに乗せ、なぞる。
それから、一歩、二歩と歩んで。跡が残るも、それもまた、新たに生まれる白に消されていくのだろう]
……さて、と。
[子供っぽい、悪戯な微笑を*浮かべた*]
―二階・個室―
[目覚めを呼び込んだのは、仔猫の鳴き声。
気だるさを感じつつ目を開ければ、白い首に巻かれた黒いリボンが揺れるのが霞んだ視界に映る]
ん……ああ。
ちょっと、待ってろな。
[呟くように言って、ゆるりと起き上がる]
[気だるさはあるものの、動くには支障はなさそうで。
それに安堵しつつ、仔猫を肩に乗せて部屋の外へ出る]
…そういや…ここに来てから、薬飲んでねぇし…。
[調子悪いのも当然か、と呟きつつ、ゆらりと階下へ]
[階下に降り、周囲の様子に意識を向ける事もなく、真っ直ぐ厨房へ。
事も仔猫にミルクを用意してやり、自分は棚を適当に探して見付だしたココアを入れる。
柔らかい甘さ。
それに僅か、気がまぎれた]
ちょっとだけ帰らせろ、って言っても聞かねぇよな……。
[小さく、ため息]
[仔猫が満足し、カップが空になると、暖炉のある部屋へと戻る。
何となく、二階に戻るのは億劫で。
窓際に椅子を一つ寄せて座り、ぼんやりと白を見つめる]
……綺麗……だな。
[ぽつり、呟いて。
やがてに睡魔に導かれるまま、*眠りの中へ*]
…ふぇっくしゅ!
…んぁ……寝てた…。
[毛布の中からもそりとお目覚め。寒そうに肩を震わせる。]
いかんね、風邪とか引いちゃまずいなぁ。
[長旅で疲れていたのだろうか?
首をこきこき回しながら、毛布を肩にかけたまま。
暖炉に薪を数本放り込むと厨房へコーヒーを淹れに…。]
…ん?
[窓際でうとうとしている青年に気づく。
…どうも昨日は調子が悪そうに見えたが…。
背中に羽織ったままだった毛布をかけてやると玄関へ。
自衛団員と適当に会話しつつ、タバコを吸っている。]
エーリッヒ…ベアトリーチェ………
[部屋を素足歩いて、足跡のようにこまかなパン屑が続く]
[機械犬と一緒に集会場を探索へ]
[幾らかの部屋を周り、お風呂を見つける]
[浴室前で服を脱ぐと]
[ひんやりしたタイルに足をつけた]
[コックを捻る]
[白い肌に最初は冷たいシャワーがあたる]
[機械犬の知識がないため、一緒に浴室に入って水がかかっていても*気にしていない*]
[宵へと遷り変わりゆく時間]
[己に降り積もった雪を払い、天を仰ぐ]
[灰色の雲が覆う空の下では陽も月も遥かに思え、光はか細く感じられた]
……こんな時間、か。
[いつの間に自衛団員から受け取ったのか、片手に提げているのは、火の燈ったランプ。随分と使い込まれているらしく、年代を感じさせる渋みを醸し出すそれは、遠き星の灯のような柔らかな光を放ち、彼女が其処に在るのだという事を知らしめる]
[夕の赤い陽を受けて、読みにくそうに眉を寄せてカーテンをひいた。それからどれほどがたったのか。
明かり一つつけずにいたから文字は闇の中に溶けそうで]
……やめておく方が無難か
[古く使い込まれた頁を、めくるのをやめて閉じる]
[そして階段を降りて]
[当然、体調の悪そうな幼馴染みに気付き、溜め息一つ。
ちかくから響いてくる探偵の声。
とりあえずは温かな飲み物でも飲もうかと、誰にも声をかけずに厨房へ]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新