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[...はそこまで話して、己が室内の奥まで完全に警戒していなかった事に内心、舌打した。
だが、その相手の気配がジョエルのものだとわかると、大きな溜息をついて、後頭部を掻いた]
(あっちゃ〜、しまったな……。だが、今回の中に予測の中にジョエルははいってねーし、まぁなんとかなるだろ。訂正もメンドイし)
[真面目であっても、彼は彼であった]
/なか/
脳内補充っつー手もありましたがね(笑)
あんま使いたくない手ではありますけど。推奨してるわけじゃないけどまあ…立ち位置きめちゃあだめだろう。
なるほどw
[にゃーとか、みゃーとか、とりあえず激しく猫は鳴く。
ディーノの膝に前足を乗せて、てちてちと激しく何かを訴える。
まるで、『シャロンは何処?何処にいるの?』と子供のように何度も何度も]
/* 「にゃーとか、みゃーとか」・・・ダメだ可愛過ぎる(ぉ
ということでシャロンが猫に絡むのを煽ってみた(マテ */
[ジョエルの視線に気付きながらも、そのまま扉向こうの彼を促す。
少なくとも彼自身は、退室を指示させる心算は無いようで。
入室早々、予測を語り出すレッグに
――…ジョエルに気付かないのかと少々面食らいながらも
告げる内容に、僅か目を細め考え込む]
……あくまで、僕の考えですから…
確立ですら正確である保障は有りませんが。
充分に、有り得ると思いますよ。
少なくとも、シャロンが裏切者だと言うエドガー殿の言葉よりは
何百倍と信憑性に富んでいます。
[と、漸く室内のもう一人に気付いた様子の彼に、
口許に手を当てくすくすと小さく苦笑を零し]
…心配要りません。
少なくとも、僕にとって彼は唯一信用に値する人物です。
―客室―
[治療も一段落つき主人が眠りについた事を確認するとディスは外の様子を確認するため部屋を出た]
―客室→廊下―
[シンと静まり返った廊下を銀の髪の少女が歩く。
その赤き双眸は何物をも見逃さぬ様に、足取りも何時でも回避・逃走に移れる様に、気配は極力殺しつつもピンと細いワイヤーの様に張り巡らせて―銀の髪の少女が歩く]
[訴えかける様子に、その言わんとする所を察して。
掠めるのは、苦笑]
……さて、困りましたねぇ。
この姫様に、言葉で説明しても、通じないだろうし……。
[言いつつ、とりあえず、なだめようと手を伸ばして。
ふと、思い出す。
亡骸を部屋に安置した際、念のために、と持ってきた物の事を]
……重要なのは、カードの方。
こっちは……姫様にあげても、問題ない、かな?
[呟きつつ、ポケットに手を入れて。
取り出したのは、銀のメダル。
その裏に隠されていたカードは、既に外してあった]
[にゃーみゃー鳴いているその姿に、そっと撫でてやりたくて手を伸ばそうとして。
届かない事に気付いて、それを止める。
もう少し、撫でてやれればよかった。
そう思って――]
―円卓会議場―
[己の席に付き、メイドに軽い食事と紅茶を頼み。ぼんやりとオーフェンとシャロンが座っていた席を見]
……堕ちた星が3つ。そして未だ裏切り者は健在、か……。
[やがて、メイドの持ってきた紅茶を一口飲み、ジョエルの淹れた其れが少し恋しくなったりして。]
[ディーノの差し出した其れを見て、ふと思い出す。
嗚呼、カードは大丈夫だったのだなと、言葉で判ってほっとした。
メダル。
其れは特別なものではないが――ずっと付けていたもの。]
乙女のに、聞かずに……
[苦笑して。
でも、其うしてやりたいとも思っていて。]
……ま、マイルズが信用してるんなら、別にいいやな。
[あっけらかんと言い放ち、そしてマイルズの信憑性があるという言葉に自信を受け取ったのか、力強く頷くと]
実は、それでこれからミュウに会いに行こうと思う。
それで安全策として、俺に何かあった場合に、後の事を頼みたい。
[それは十二宮としてではなく、ナナエの事を指し示していた]
一応、アヤメの姐さんにもこの話はしてある。だから戻らなければ二人でどうにかしてほしい
[一つ一つの布石は小さい。
ただ、状況を説明できるだけのある程度の信憑性を含ませる事によって、敵は手駒へと変換される。
それがマイルズやアヤメである事に心を僅かに痛めながら、それでも後はミュウを殺すだけに持っていく]
(そういえば……)
[ふとエドガーがディーノをしきりに気にしていたのを思い出す。
何かに気付いている様子だったと]
(それもつかえるか?)
[そう頭によぎり、あえてジョエルのいるこの場で口にする事にした]
[回想―先ほどのレッグとの会話]
「スケープゴート…ミュウをか。
[一瞬目に動揺が浮かぶ。しかし瞬きの次にそれは消え失せ、]
何か上手い手があるのだな。良かろう。
双魚は見た目より熱くなりやすいが、それでも十分な経験を積んでいる。油断するな。」
さよならだ、ミュウ。
[独りごちる。]
[困った様子だとか、自分をなだめようとする様子も猫は気付いていた。
そしてメダルがキラキラと宙で鎖によって回る様子を見上げたあと、みー、と猫は細く鳴いて何かを諦めたようだった。
てちり、とディーノの膝を叩いていた前足は、メダルをねだるようにぽん、ともう一度だけ叩いた]
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