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…時間か。
[そんな中響いた放送に、ジョエルとまた視線を合わせ頷いてみせて。]
うん、行こう。
[そう言って集会室へと向かった。
先にその姿を見つけたのはジョエルだったろう。
彼が名を呼んだのを聞いて、その視線を追い。]
…ラッシュ!
[その名を呼んだ声には、安堵の色が乗っていた。]
暴動のきっかけがなんだったかはわからないけどな。
[PMCが先か人が先だったか、それを調べたところで今は有益な情報となるわけでもなくわざわざそれをしようとするものはいないだろう]
どちらにせよ死にたくは無かったというのには同意だな。
[目の前のスティーヴも生きることが目的なのだろうかと、ふと疑問に思うところはある。
カルロスの息子を狙うなど、仕返しに打たれてもしかたのないことをしてまで彼はPMCを見つけることに躍起になっていたような気もした。
捕食をすれば、彼のその心もまた知ることはできたのかもしれないが]
― 第二階層・集会室 ─
[フランの死体は見当たらない。外の死体のように勝手に片付けられたのかもしれない。
ちょっとだけ、赤を思い出して眉が寄った。
撃つ相手にはまだ迷う。
そも父親はずっと正しいんだというのは頭を占めている。
だから選べるのは昨日撃った(と思っている)スティーヴと、猫にゃーなエリカと、ノブ。
普段の子供なら、やり返すと称して構わずスティーヴを撃つのだろうが。
「考えろ」と言われたことが棘みたいに胸の奥に刺さっている。
今はスティーヴに銃を向ける事は、それを放棄して投げ出す、子供の言葉で言えば『悪い事』のように思え出来そうになかった。
実際は、考えている事を拒絶している――正しくは、結論がふくらみ過ぎて考えられないのだが。]
[カルロスやスティーヴの話に耳を傾けながら。
銃に落としていた顔を上げて見たのはエリカの方。
狙いを定めているというよりは、何かを推し量るように]
そうだ、私の名前いいもの思いついたよ。
[その場にそぐわない突然の言葉、けれどもそれは彼女にとって重要だったらしく]
αっていうのはどうかな?
ωにあわせてみたの。
[新しいPMCのあり方としてωとともに生存することができたのならば、並ぶその二つの記号は互いの絆を感じようとする意図が見られただろうか]
/*
あっひとりごとうるさいですね
うるさいですね、すみません
あとジョエル最初の方の独り言と食い違いっぽいとおもったら
色々予定がずれずれでアレでそれだっていうあれなので
気にしないでくださいね・・★
最初は墓下で本人降臨やろうと思ってたなんてね。なんてね。
フフ… 今となってはさ…
―第二階層・集会室―
[目を細めて、もふもふと撫でられる>>+51に任せる。
恐らくは壊される前と変わらない感触であったはず。
冷たさの意味は変わっているが]
くぅ?
[苦味を含んだ表情を見て、不思議そうな声を洩らす。
機械は己の死を認識しているのかいないのか、首元にあった機械は今はない]
[リディアの姿>>+53に一瞬だけ停止したのは、壊された時の名残か。
安堵の笑みを認識すればそれは解け、また尾が振られた]
殲滅プログラムなんか。
[低く呟くと腕を持ち上げた。
狙うのは、彼のことを暁と呼んだ]
組まなければここまでにならなかったかもしれない。
― 第二階層・集会室 ─
(おっちゃんは多分、嘘は言ってない)
[それが真実であるという証拠も無かったが。
父親がPMCかもしれない、というとんでもない事を言いもしたが、それはあくまで仮定の話であったし、強制もしていない。
嘘をついていないからPMCじゃ無いのか?それともノブか、エリカなのか?
そっちの方を考え始めると止まらない、決まらない。
ぐるりと、落ち着かない思考を抱えたまま、
銃口は結局、そのぎりぎりまでノブとエリカの間を彷徨う事になる。]
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