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[庭園へと歩み出る。
燃え落ちる館の熱風に、冬薔薇の茂みが揺れ、
その前で獣は蹲り、その落月の瞳を閉じた。
冬薔薇の茂みの奥には、白亜の墓標。]
[やがて館が燃え尽きてしまう頃]
[全ての骸が地に返る頃には]
[その姿も元からなかったかのように]
[焔の向こうへと*消え失せるのか――*]
きつく抱きしめられれば――]
ようやく私…還る場所が…出来たみたい…
[微笑み――]
[安堵の溜息を漏らして――]
長かった…。お父さんに辿り着くまで――
[小さく肩を震わせながら、少女はその身を彼に*預けた*――]
[ ――朱く朱く、天までをも染め上げていく焔。
軈て赤き雨は降り止み館で起こりし惨劇は終わりを告げれども、生きとし生ける者が其処に在り続ける限り悪夢は決して終わらず、犯した所業も失せる訳ではなく、閑かに閑かに重く重く降り積もっていく。]
[少し照れくさくて。
それでも頬から首へ手を滑らせ、
腕を回して]
……ありがとう。
[微笑が浮かんで。
わたしはそれに気づかぬままに、そっと口唇を押し当てる。]
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